時間厳守のドイツ、サマータイムは「つらいよ」 廃止へ
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注目のコメント
「ヨーロッパもやめたんだから日本もやめろー」とおっしゃる方へ、逆の例を出しましょう。
アメリカとカナダでは、2007年よりサマータイムが延長されました。それまでは4月から10月までだったのですが、それが3月から11月までに延長されたのですね。なので実は1年の過半はサマータイム。
1987年以前はさらに短かった。歴史的に、北米ではサマータイムは徐々に拡大される傾向があります。
なぜサマータイムを延長したのか。メリットが大きいからです。
結局なんでもメリットとデメリットの比較。この記事は「つらいよ」という面しか書かれていませんが。サマータイム、たのしいですよ!!!!僕は大好きです。
なんつったって6月だと夜9時くらいまで明るい。仕事が終わった後にみーちゃんを公園に連れて行って遊んだりできるし、夕焼けを見ながらのビールもうまい。
確かにサマータイムに切り替わる時は1時間早起きなのでしんどい。でも逆に、冬時間に戻る時は1時間寝坊できるのでハッピーですよ。
以前もコメントしたんだけど、日本もとりあえず、政府が提案していたように、2年間だけ試して見ればいいと思うんですよね。試して見て、メリットよりデメリットの方が大きいとみんなが思うならやめればいいだけの話。憲法なんかと違ってサマータイムなんて変更してもすぐに元に戻せるんだし。
日本人は何かにつけ「とりあえずやってみる」というのが苦手な傾向にある気がする。かわりに欧米の事例を調査して、欧米はこうしてる、追随しよう、という議論になる。
そうじゃないでしょ。それぞれの国には違いもあるんだし、外ばかり眺めてないで、まずは自分で試して見たらどうでしょう?
【追記】ヨーロッパでサマータイムのメリットが小さいのは緯度が高いから。ベルリンの緯度は52度、パリは49度。東京が35度、札幌が43度、稚内が45度です。
夏至の昼の時間を比べて見ましょう。
ベルリン 16h 44m
パリ 16h 12m
札幌 15h 22m
東京 14h 31m
つまり、ヨーロッパはサマータイムがなくても夏の日没はかなり遅くなるのですね。
一方、ロサンゼルスの緯度は35度、ニューヨークは41度です。
【追記】コメント欄で知ったけど、サマータイム廃止なんじゃなくて、一年中サマータイムにするということなんですね。真逆じゃん。。。話題になり初めの当初、サマータイムに好意的コメントをしていた識者は今何を?
サマータイムが有用だと思うなら、今こそ賛成論を!
識者は周りの空気を読んで意見をのべたのでは情けない。東京五輪の酷暑対策として浮かび、すぐに消えたサマータイム。断念の大きな理由の一つはシステム改修に時間がかかるということでした。例えば、1日24時間を前提に組まれた膨大なプログラム群。その中で不具合が生じる恐れのある部分を見つけ、書き直すにはそれなりの労力がかかるからです。
サマータイム切り替えの日にシステムトラブルが相次いだら大変です。ほかにも、記事にもあるような健康面の懸念も出されました。そもそもマラソンのスタート時間を早めたいのなら、全国をわざわざ巻き込まずに首都圏の公共交通機関が特別ダイヤを組むなどすれば済む話。やっぱり無理筋だということで、結局断念に至ったわけです。
日本でも1948〜51年、サマータイム(当時は「サンマータイム」と表記)がありました。いまとは時代がだいぶ違い、当時の新聞をみるとずいぶん牧歌的です。農民は「わしらは時計なんかいらん」と「サンマータイム」に関心をそもそも示しませんでしたが、サラリーマンにはそれなりに好評だったようです。それでも、人口の多かった農民世論のほうが力が強かったのか、3年で廃止されました。
いずれにしても、システム面で万全を期すことを含め、それだけの手間をかけて実施するメリットがどれほどあるのかということですね。
その点について、「なるほど! それなら、システム不安や健康不安をなんとか解消して、やるべきだね」と大方の人が思うような説明は、まだ聞いたことがありません。