朝日新聞から次々流出!新旧メディアの人材流動化マップ - メディアの新序列
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週刊ダイヤモンドのなかなか意欲的、そして勇気ある特集記事。
旧メディアから新メディアへの人材流出について、自社(週刊ダイヤモンド)からNewspickへ移った記者についても堂々と「3人」とまで開示して記事に載せている。
Newspicks読者の多くは異論はないと思うが、今後新聞・出版、そして場合によっては放送も交えたメディア業界の次の再編は必然であろう。週刊ダイヤモンドの同じ特集記事にも触れられていたが、米国の新聞業界の再編は去年から今年にかけて大きく動き出しているが、まだまだもう一波乱、ないし二波乱あるだろう。
その中でQuartzを買収し、米国進出に鼻息の荒いNewspicksがどのような形でそのようなメディア業界再編に絡んでいくか、そして日本でもこれから何を仕掛けていくか、楽しみしかない。新聞などのメディアより、制約が少ない新しいメディアの方が、記事の幅も深さも広げやすい側面があるので、取材力や編集力のある記者にとっては、一時的に活躍しやすい環境なのかなあと、個人的には感じます。
ただ、実際のところ、新聞社や出版社から一本釣りした記者や、フリーのジャーナリストの記事のクオリティーに依存している状態なので、新しい記者のカタチや、取材のカタチ、読者のカタチは、まだほとんどないなあとも感じます。
調査記事をクラウドファンディングや投げ銭で行ったり、読者が記事と記事をミックスしたり、マッシュアップしたりなど、劇的に新しい試みがあると、ニュースに新しい価値が生まれると想っています。
また、この辺りがなかなか進まない理由は、おそらく記者のある種の神格化にあると思います。
レコード会社もそうですが、自社のコアであるアーティストの方針や提供価値を大きく変えることに大きな抵抗があるので、サブスクへの移行を躊躇したり、ライブでのカメラ撮影を未だにNGにしたりと、新しい価値を生み出せていない状況があると感じています。
記者の価値をいじるのは、記者がコアの新聞社や出版社にとっては勇気がいることではありますが、ここをやらないと変わらないのかなと。。
メディアの過渡期だなあと。。。
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