元アルファベット技術者が高齢者向けロボット開発で学んだこと
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注目のコメント
私は、高齢者のためのロボットというのは、人の代わりではなく、介護する人をエンパワーして介護の仕事を楽にする「業務用」のものをまずやるべき、というのが持論です。
いつも言っているように、ムービングパーツのあるロボットは、タブレットよりもメンテが大変です。パソコンもタブレットも使えない高齢者が、自分で長期間にわたってメンテすることはできないと思います。プライベートスペースにロボットを入れるためには、単に利便性だけではなくて、監視・盗聴されているという警戒感をといた上で、パートナーとして認知してもらえなければなりませんね。ですからこの記事にあるようなソフトの作り込みとカスタマイズ性がとても大事だと感じました。日本でもきっと同じような研究が種々あると思いますので、期待したいと思います。こう考えるとアイボのようなペット型も悪くないなあ、と見直しました。
“だがユーザーが最もエリQに愛着を覚えるのは、自分が部屋に入ったときにエリQが自分のほうにヘッドを向けてくれるといった、言葉ではないジェスチャーだと、イシャクは言う。”
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人が温かみを覚えるのは、かけられた言葉だけではなく、もっと些細なことだったりするということ。
これは、ロボットの話だけではなく、人間関係においても重要なことだと思います。
肝に銘じたい。
またイシャクのこの “気付き” は、ロボットと人との距離を縮めようとする上で、とてつもなく大切な気付きのように思います。