[ワシントン 19日 ロイター] - トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の再会談は年内に実現しない見通しだと、米政権高官が19日明らかにした。「年明け後ほどなくして」行われる公算が大きいという。

ポンペオ米国務長官はこの日、訪問先のメキシコ市でボイス・オブ・アメリカ(VOA)のインタビューに応じ「首脳再会談で非核化を一段と大きく前進させられるよう、今後1週間か1週間半くらいの間に私とカウンターパートによる高官協議をここで行うことを強く望んでいる」と述べた。

国務省の報道官はポンペオ氏の発言について、高官級会合をワシントンで開くという意味かどうかについて説明を差し控えた。

一方、朝鮮労働党の機関紙、労働新聞は20日付の論説で、米国が非核化協議の進展を求める一方で対北朝鮮制裁を維持していることについて、「裏表のある」姿勢はやめるべきだと批判。「われわれは米国の善意や寛大さは求めていないが、初歩的な互恵の原則に従って行動するよう要請する」とした。

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