【小笹芳央】リクルート事件、ダイエー傘下…渦中の想い
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注目のコメント
リクルートの凄さは「リクルート事件」「バブル崩壊」「ダイエーによる買収」を乗り越えたことにある。
創業者が逮捕され、借金が数兆になって、魂が死なずに戦い続けられる会社は果たしてどれくらいあるだろうか。
これこそがエンゲージメントの力であり、それを生んだのは多くの人が採用に関わり、自らの言葉でリクルートの未来を語っていたからだと思う。小笹さんはよく「ブレるな」と言っていました。周囲が何を言おうと、オンリーワンの存在をめざして、やるべきことをやり続ける。常にそういう姿勢を示してました。文中にある通りリクルート事件という大事件にあってもなお、ブレなかった強さには驚かされます。1000人内定、800人入社はすごい結果です。
経営者のはしくれになってみて思うのは、「ブレない」リーダーはほんの一握りでは無いでしょうか。それくらいブレずにいることは難しい。自分の中に強い強い軸を持ち、それを信じ続けること。毎日言い聞かせています。
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私が口説いて入社してくれた2年目の社員や新入社員がいましたし、内定者も抱えていましたから、自分が揺らいでしまうと、彼らをさらに不安にさせてしまいます。
採用担当だった当時の私は、自分が最もリクルートらしい存在でなければならないと考えていました。リクルートには「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という社訓がありましたが、そうしたリクルートイズムのようなものが自分の中に深く浸透していて、ブレない軸になっていたんですね。1988年6月のリクルート事件当時の小笹氏のマインドセット、メンタリティがスゴいですし、この社訓を浸透させるリクルートも稀有な企業だと思います。
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採用担当だった当時の私は、自分が最もリクルートらしい存在でなければならないと考えていました。リクルートには「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という社訓がありましたが、そうしたリクルートイズムのようなものが自分の中に深く浸透していて、ブレない軸になっていたんですね。