【小笹芳央】「NO SIDE」の精神が個人と組織を成長させる
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突然姉ができた話、学芸会の話、運動会逆走の話、初めて知りました。
私にとって小笹は勝負強いカリスマ経営者である一方で、
ついつい心を寄せたくなる人間味を持った父親的存在です。
最近後ろ姿を見て学ばせてもらっているのは、
リーダーは完全を目指しながら不完全であることが大事だということ。
なぜなら大きな理想を実現に向けて導くのがリーダーであり、
大きな理想は当然自分ひとりではなし得ない。
この時点でリーダー誰しもが不完全なわけです。
だからこそ自分の出来ないことが出来る人を採用し、
組織を作る。
にも関わらず、リーダーは完璧であろうとする。
自分の力だけで何とかしようとする。
メンバーは「自分たち信頼されていないのかな」と不安になる。
大きな理想を語ること(完全を目指すこと)
そこに向けた課題を語ること(不完全さを見せること)
小笹から学ばせてもらっていることの1つです。当社は3ヶ月毎に組織図を見直しており、カンパニーの再編成やマネジャーのローテーション、メンバーの出向など頻繁に行います。
これには、経営人材の育成、人的資本配分の最適化、社員のキャリア開発などの目的がありますが、今思えば「NO SIDE」の精神にも通じる意図もあったように思います。
組織図が動かないと、組織は固定化するため、派閥のような「SIDE」が生まれやすい。自組織のメリットにばかり目が向くような「部門最適化」が横行するため、他部署間の壁が厚くなっていきます。
社内の人材流動性を高めることは、部署間の「壁」を「膜」にしてくれます。これが、「NO SIDE」の素地を作っていると思います。
実際に、現場と管理本部間の人事異動、幹部のローテーション、別法人への出向など頻繁に行われています。そのことが一助となってか、「議論」はあっても「派閥争い」は社内で聞いたことがありません。弟さんの話が出てきませんが、以前カンブリア宮殿に一緒に出てた時の印象が強烈でした。弟さんはうコテコテの塗装業で大成功。お兄さんのモチベーションの話を「ままごとみたいやな」と一蹴。兄弟でここまで違うか、と思う一方で、一方で根っこはとても近いなーとも思いました。