新着Pick
777Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
村上春樹の小説を読んだ時、いつも奇妙な読後感におそわれます。つい先ほどまで読んでいたのにストーリーがあまりよく思い出せないのです。これ何かに似ているなと思ったら夢から覚めた時の感覚でした。
夢の機能はまだよく分からないことが多いですが、記憶の定着のほかに一説には心の痛みを修復する作用があるとされています。
とかく村上春樹の小説は現実逃避的と揶揄されますが、情報量が膨大化し睡眠不足が叫ばれる現代、都市の寓話を元になされるある種のセラピーとして世界中で売れるのだとしたら合点がいきます。

今回のインタビューでは「夢」についての向き合い方について御本人も極めて自覚的なんだなと知れて良かったです。
村上春樹の著作は、9年後の、時代の雰囲気をつくります。

●『羊をめぐる冒険』 1982年 現実から距離をおく立場(デタッチメント)
●『ノルウェイの森』 1987年 社会的・道徳的規範から自由になり、男女観、家庭観が変容
●『ねじまき鳥クロニクル』 1995年 歴史的現実に小説をとおして関わる(コミットメント) ライブドアショックをはじめとした体制変革の動き、東日本大震災をきっかけとした日本再生へのコミットメント
●『海辺のカフカ』 2002年 未来的現実に小説をとおして関わる
●『1Q84』 2009―2010年 ひとつの現実から、多次元的現実観へのシフト。

村上氏のいう危険な場所とは、人類の深層意識の、深い部分であり、それを優れた小説家は書き換える力をもっています。こうした確信犯的革命を、静かに行っているのが、村上春樹だと思っています。
NYタイムズによるインタビューなのですね。さしぶりに写真を拝見しましたが、もう69歳になられているのですね。胸につけているバッチが何か気になりました。
僕もノルウェイの森で読書にはまりました!!

村上春樹の小説を読んでいると、読み進めているあいだは、頭が「村上春樹の小説を読んでいるモード」に入ってしまいます。別に、日常会話で「やれやれ」とか言ったりはしないけど、なんか、頭がぼわっとしている感覚。
大室さんのおっしゃる「読後感」と、きっと似たような感じだと思います。

インタビューでも、その「読後感」あります。

そして、そのモードは、僕の予想では、全然子育てには向かない。だから、最近は新刊が出ても、奥さんが子供を連れて長期で帰省した隙にだけ、読むようにしています。家族に会えないのは寂しいけれど、ささやかな楽しみ。
常に日常の自分のリズムを守って、自分の内面と向かいながら小説を書かれているのでしょうね。羊をめぐる冒険と世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドが好きでした。はじめの頃のあの空気感、何とも言えず引き込まれました。
貴重なインタビュー。素晴らしい、NYタイムズだからできたのでしょう。
重度のハルキストとして、この”夢”の話は深く同調できました。
村上春樹を読んで感じるパラレルワールドへの入り口。
だから読み始めると止まらなくなる、抜けれられなくなる没入感が魅力なのだと。

以前17カ国の人たちと同席したディナーの会での話題は、村上春樹について。
特に北欧、イタリアの人たちは間違いなく春樹好きです。
禅の話題と春樹の文学について語る。それだけ、テーマが普遍的なのだなと。

ちなみに彼らが特に好きと言っていたのは短編集「スプートニクの恋人」内の掌編「トニー滝谷」でした。
「アイデアはきっと生まれると信じなければいけない。僕は信じています。かれこれ40年間も小説も書いていますからね。やり方はわかっています」。村上春樹さんほどの天才ではなくても、長年1つのことを真摯にやり続けると、こうした”やり方”が身につくのかもしれません。勇気づけられる記事!
小説は得てして好き嫌いがあるもので、とりわけ村上さんの作品は好き嫌いが分かれるタイプのものな気がするんだけど、どうしてこのコメント欄は一律に賛美なのかなあ、とちょっと違和感を持ったり。
ビジネスパーソンも最近は「内省」が重要視されています。
内省をし、自己探求をして、自分と対話をする。置かれている状況の意味付けや向かう方向を定める。ただ、これらはあくまで現実社会の話であり、探求といっても奇妙な秘密の場所は訪ねない気がします。秘密の扉を開けて未知の冒険をすることがポイントだったんですね。

以下引用
“フィクションを書くときは自分のなかにある奇妙な秘密の場所を訪ねます。自分を、自分の内面を探求するんです。
目を閉じて自分のなかに飛びこめば、ちがう世界が見えてくる。宇宙を探険するように、自分を探険するんです”
村上春樹さんの全ての作品に触れながら、その発想の豊かさと独創的ななストーリー性に魅せられます。
特に初期の頃の作品心を揺さぶられたことを思い返します。今もやっぱり、「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」その後の「ダンス・ダンス・ダンス」か大好きです。これって、ビートルズの赤盤が好きなのに似てるかも。
この連載について
世界のクオリティメディアの記事をNewsPicks編集部が厳選し配信します。
いであ株式会社は、東京都世田谷区駒沢に本社を置く準大手の総合建設コンサルタント会社。 ウィキペディア
時価総額
149 億円

業績