[フランクフルト 12日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラウテンシュレーガー専務理事は12日、ECBは自身の超緩和政策に起因するものも含め、金融安定に対するリスクに留意する必要があると強調した。

専務理事は「ECBは金融安定へのリスクに目をつぶることはできず、そうすべきでもない」と述べ、「金融の安定がなければ、物価の安定を確保することも極めて難しくなる」と付け加えた。

また、ECBが12月に終了する資産買い入れについて、低金利が資産価格バブルをあおりかねない一方で、流動性を減らし、資産価格を歪めることにより、安定性に対するリスクが増大する可能性があると警告した。