【落合陽一×鈴木えみ】ファッションをアップデートせよ

2018/10/19
10月17日のWEEKLY OCHIAIは「ファッションのアップデート」。モデルとデザイナー、2つの顔をもつ鈴木えみさんをゲストに迎え、ファッションの現状をどうアップデートするか議論しました。
番組の視聴はこちら(タップで動画ルームに移動します)。

ファッションの課題はどこに

Amazon Fashion "AT TOKYO"を翌日に控える中、笑顔で登場する鈴木えみさん。
このイベントにて、「Lautashi」は落合さんが演出するインスタレーションのもと、2019年春夏コレクションを発表する。
鈴木えみ(すずき・えみ)。1985年京都府生まれ。13歳でモデルとしてデビューし、現在も数々のファッション誌に登場。2017年に自身が手がけるアパレルブランド「Lautashi」をローンチ。
この日の「UPDATE MEETING」は、様々な切り口から、ファッションの現状と課題を探ることから始まった。

洋服はなぜ売れないか

「ファッションアイコンになった人がデザインをするというアプローチになってきている。」(落合)
ライブコマースなど、売れているものは「既存にあるファッションのルールとはまるで違うロジックで売れる」と指摘する落合さん。
落合陽一(おちあい・よういち)。1987年東京都生まれ。筑波大学 准教授・学長補佐 デジタルネイチャーグループ主宰。ピクシーダストテクノロジーズ代表取締役。
今回は、番組観覧をされていたプロピッカーの軍地さんも議論に飛び入りで参加。
「ファッションだけが自己表現ではない。」(軍地)
洋服が売れない理由には、インスタグラムなどファッション以外の自己表現媒体が生まれたことも関係するという。
昔はハイブランドを着るという成功表現があったが、現在はファッションに求めるものが変わってきている。
軍地彩弓(ぐんじ・さゆみ)。「GQ JAPAN」編集長代理、「VOGUE girl」クリエイティブ・ディレクターをつとめ、2014年より「Numero TOKYO」エディトリアル・ディレクターを務めると同時に自身の会社「gumi-gumi」を立ち上げる。

同調圧力、自分の好きへの諦め

「キャラクターを殺すための服があるのが問題(落合)
話題は、リクルートスーツを含めた、現在の制服文化とオフィスファッションへ。
働き方や生き方が多様化する中、なぜファッションはアップデートされないのか。制服やバリエーションの制限から抜け出せない理由とは。
「ダサいというのが許されない。正解がありすぎて、不正解絶対だめという空気感。」(鈴木)
「何なのか分からないけど、それはそれ、という面白さが出てこない。」(落合)
多様な論点から、ファッションの現状を俯瞰した議論は本編で。

正解を求める、平成カルチャー

番組終盤、話題はファッションの枠を超えて、平成カルチャーへ。
平成カルチャーの問題点とは。
日本の持つ良さ、ファッションとの共通項、昭和との違いはどこに。
拡がる話題と流れゆく議論を、ぜひ本編でご覧ください。
番組の視聴はこちら(タップで動画ルームに移動します)。

次週は「就活と転職のアップデート」

次週、10月24日は『転職の思考法』著者で、ワンキャリア最高戦略責任者の北野唯我さんをゲストにお迎えします。
テーマは「就活」「転職」
経団連が現在の就活指針廃止を決めるなど、変化の押し寄せる就活市場。ビジネスパーソンの転職にもフォーカスして考えます。
NewsPicksアカデミア会員の皆様は、下記のページより、番組観覧にお申込みいただけます。(先着40人)
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<執筆:潘嘉敏、デザイン:片山亜弥>