人口14億のビッグデータを独り占めに 中国はデータで世界を征するか
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今後、時代における根幹技術を制する国が、世界をリードすると言われております。その根幹技術はコンピューターのアルゴリズムであり、良いアルゴリズムを作るのに最も大切なものは、偏りがないデータ情報(ビックデータ)です。
しかし、個人のプライパシーや企業秘密が固く守られている社会では、個人法人といった社会の情報を総動員してアルゴリズムを紡ぎだすことは難しい。
一方で、個人情報保護に対する価値観が欧米と全く異なる中国であれば(非常に緩い)、それを実現することが出来るのです。更に、人口14億人分の大量のデータを取得することが出来るので、ダブルに有利となります。
こちらの記事にもある通り、2017年に執行したサイバーセキュリティー法で、国家安全の目的から、国内で集めたデータの国外への持ち出しを制限したということなので、事実上の外資企業の規制に踏み切り、地場産業を育てていく方向性に舵を切ったということでしょう。
上記のような恩恵を受けて、今後アリババやテンセントはさらに強くなるとともに、ビックデータを扱う新たなジャイアント会社が育つ可能性も大いにあり得るということですね。中国はまず新テクノロジーについて現実を先行させ、その後に規制をかけるお国柄。事実上のサンドボックスと言われるゆえんで、AI企業が自由な取り組みができる土壌に(とはいえ、以前と比べると厳しくなったと聞きますが。)
最終的にはプライバシー法でデータ活用に一定の規制をかけるでしょうが、その時にち政府はどの程度の塩梅を選ぶのか、今から注目されます確かにデータが多ければ割合と精度も高く、さらに新しい分野をどんどん開けていく。
私はモノづくりの中心が中国になると、その中のデータの使い、さらにモノづくりのところへもたらした変化をより重視する。
もう少しこの分野での触れがあれば、より世界を征するかのテーマにマッチすると思う。
具体的な取材などは難しいかもしれない。