【核心】パナソニックも日立も。日の丸「復活劇」を影で支える男

2018/10/9

パナソニックに日立製作所。

日本を代表する大企業の「復活劇」の裏側に、常に姿を覗かせる男がいる。

20兆円もの運用資産を誇る世界最強ファンド、KKR（コールバーグ・クラビス・ロバーツ）。その日本トップを務める平野博文氏は、20年に渡るプライベート・エクイティ投資の実務経験を有する人物だ。

世界中の出資買収ニュースでその名を轟かせるKKRというファンドは、どういう会社に投資し、いかにして儲けているのか。

平野氏への独占インタビューを通じて、KKRの投資哲学、ファンドのビジネスモデル、そして投資プロフェッショナルの日常を浮き彫りにする。

＊前編

【直撃】ベゾスと交友、Tik Tok出資…最強ファンドKKRの正体

最初の投資はパナソニックのディール

コメント

注目のコメント

• 陳 言

  日本企業（中国）研究院 執行院長

  ・2018年10月09日

  読み答えのある記事。
  具体的な事例でファンド(ハゲタカ）に対する見方を変えた。
  最後のところでは日本には日本で通用するマネジメントの人材はたくさんあるが、グローバルとなると、応募ゼロでしめしたように本当に少ない。
  中国の日系企業の幹部を見ると、常に日本に顔をむいて仕事をしているが、中国社会に入り、じっくりと営業できる人はすくない。本社に従順のほうが出世する。日本企業はみずから国際人材の育成を拒否している。
• 夏野 剛

  近畿大学 情報学研究所長 特別招聘教授

  ・2018年10月09日

  まさに大企業のノンコア事業をカーブアウトすることが日本の再編成につながる。平野KKRのような事業を実際に変革するPEがたくさん出てこないと日本は本当にダメになる。平野さんとは昔タワーレコードで一緒に取締役やらせてもらったが、絶対に逃げない人という印象。普通の金融出身ファンドとはまったく違う発想に勉強させてもらった。
• 池田 光史

  NewsPicks CXO

  ・2018年10月09日

  日の丸電機「復活劇」を具に見ていくと、その裏側で常にその顔を覗かせる人物がいます。最強ファンドKKRの平野社長です。
  
  独占インタビューの後編は、そんなKKRの思想やビジネスモデル、平野社長の「日常」にまで迫ります。