ウェブの父バーナーズ・リー氏、「データを企業から個人の手に取り戻す」新計画
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ふむふむと思いページを開くと「データもらいまっせ」っていう文章がヘッダーにでてきた(笑)
なんじゃそりゃ。
このsolidというのはいまのとどう違うのだろう?
たとえば僕たちはあらゆるサービスを利用するとき利用許諾に承認しているから、いまと同じと思ったがどう違うのだろうか…
数ヶ月前に個人情報の利用許諾変更のラッシュがあり、twitterでは彼らが所有する僕たちの情報のアクセス権を設定できるようになったが、ああいうものなの?
注目のコメント
方向性としては当然こうなるとして、問題は合計形成プロセス。WWWというプロトコルを世に広めた張本人のティムバーナーズリーが提唱するのは筋としては良いですが、その実現性は不可能に近いほど困難を極めるでしょう。
理由はデータはもはや「お金そのもの」になってしまったから。それを断行できるのは唯一、国家権力くらいなもので、事実EUではGDPRの断行によってデータそのものではないが、データ活用の自由度を大企業から大幅に取り上げました。もっとも国際間協調がなければ抜け穴は常にあり、しかし人類が生きるの死ぬのの重大な環境問題についてすら足並みがそろわないなか、データ問題でそれが実現するかは甚だ疑問です。
最終的にはブロックチェーン的な分散型プロトコルの普及に掛かっているように思いますが、技術的成熟度および社会的浸透度を鑑みると、数年単位ではない時間が必要でしょう。ティム・バーナーズ=リーは、HTTPとHTMLを考案し、現在のWWWの礎を作った人ですね。少し、セマンティックWeb絡みで仕事をした感想に基づいて、考えます。
プロジェクトの概要が詳細がわからないので、すごく個人的な憶測ですが…
ティム・バーナーズ=リーは、Linked Open Dataも提案・推進しています。これはどういうものかと言うと、もう死んでしまったと言っていいResource Description Framework(RDF)というもの(RSSで使われていた)を使い情報リソース(URI, HTMLのアンカーリンクと)を有機的に結びつけてセマンティックスを持たせようという試みです。昨今のEU・日本の行政府サイドが進めているオープンデータは、これに則ろうとしているようですが、どうもうまく行っていない様に思いますね。
おそらく、彼はURIを軸として、URIに対してメタデータをたくさん付与するセマンティックWebをまだやりたいでしょうし、諦められないのでしょう。昨今のEUでの流れ(GDPRに見られる)を、これぞチャンスと捉えていることでしょう。
個々人が有する情報リソースにメタデータをペタペタつけて、アクセスコントロールを実現することができれば、彼の当初やりたかった悲願が叶う、だから、このプロジェクトを提案しているのだと、私は感じました。顧客情報のコントロール件がどこにあるべきといえば、顧客にあるべきです。そういったところをコントロール出来るようになるのであれば面白そうです。
MITのサイトにもページがあり、個人的にはリード先からリンクされているものより、こっちの方がShow Caseもあり理解がしやすかったです。
https://solid.mit.edu/
こちらを見るとMITのプロジェクトととして、Master Cardがスポンサーとして入っているところも興味深いところです。
とりあえず登録してみましたが、自分自身にコントロール件があるOpen IDみたいな感じでしょうか。しかし、そろそろブラウザ+HTMLだけではないインターネットがあっても良いかと。