世界一の映像配信者Netflixのコアは「テック企業」である
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もうひとつ、Netflixの中核となっている技術が「レコメンド」だ。 AWSつかわなくて、自社CDNとかクレイジーの極み。Netflilxのレコメンドは、ヘビーユーザーとしてかなり納得。プラットフォーマーが、配信できるコンテンツの量によってレコメンドの精度が練磨されてくと思うけど、しっかりコンテンツ抑えてる。1ネフリのヘビーユーザーとして、レコメンドの精度はかなり腑に落ちる。ネフリがレコメンドしてくる作品は、ハズレがないのは当たり前で、見たかったコンテンツ教えてくれるもんなー。今後は、絶対見ないけど、他の人は面白いって言ってるよ、っていうレコメンドが欲しい。
注目のコメント
"CDNへの依存度は企業によってまちまちだが、Netflixの場合、「すべてのユーザーに向けた、すべてのコンテンツの配信」のうち、実に98%がOpen Connectを経由する。"
動画サービスが様々な要素で戦うとしても最終決戦の舞台の1つはこのCDNだと言うことがそろそろ浸透してきました。NetflixがCDNの内製化に取り組んでずいぶん経ちますね。コストインパクトとユーザビリティに直結します。
Akamaiが世界最大手ですが、その次はAWSです。インフラだけの話をすればこの二社の最終決戦なのでしょう。Open Connect の概要を知りたければ Netflix のこちらの記事が分かりやすいですね。サーバーをパートナー ISP に納入する際に、予め Netflix の各作品のデータを格納した状態で送ってくれるそうです。
https://media.netflix.com/ja/company-blog/how-netflix-works-with-isps-around-the-globe-to-deliver-a-great-viewing-experience
では何故 CDN を内製するのか? これはもう圧倒的にコストが一番の理由になります。弊社でも動画配信にはクラウドサービスの CDN を使っていますが、1 年やってみての率直な感想は「動画配信って凄くお金がかかるんだなぁ」ということです(笑)。記事やコメントのようなテキストコンテンツと比べて使用する帯域量がまるで違うので、やはり相応にお金がかかります。また、どのクラウドサービスの CDN も基本的には視聴時間に応じた従量課金になるため、番組数/視聴者数が増えるほど莫大なお金がかかります。かかっているお金を見る限り、(動画の性質によりますが)動画系スタートアップが損益分岐点を超えるのはなかなか難しく、ハイリスクハイリターンな業態であることは間違いありません。Netflix のように長時間のコンテンツを大量の視聴者に配信するモデルの場合、CDN のコストは想像を絶するものになるはずで、内製化してコスト削減・ユーザー体験の向上を目指すのは当然の判断でしょう。