1位は4.3兆円のソフトバンク、「のれん」償却負担額30社ランキング
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注目のコメント
現在計上されている「のれん」を仮に20年で分割償却した場合の試算。
いろんなご意見が出そうなデータではありますが、個人的には仮説検証として面白かったです。
ちょっと話は反れますが、紙媒体では、「億円」や「万円」の単位の際には、数字にカンマを付けないのが正しい表記だそうですね。
ソフトバンク のれん 43026億円
いやいや、読みにくい…。
単位が「億円」でもカンマは付けてほしい。
4,302,6億円なんて冷たいことは言わずに、43,026億円と書いていただきたい。
むしろ「百万円」単位のカンマありが一番ありがたいです。何故、IFRSが半角でSECとM&Aが全角なのか、気になって仕方がない……。
のれんの償却について議論するって話になっていますが、そうそう変わるとは思えないので、
当面はあまり気にしなくて良い話かと。
のれんの償却って、結局、理屈が立ちにくいんですよね。償却の根拠って、
「超過収益力」という曖昧な資産は、償却で徐々に消してしまえ!
(てか、本音は管理がめんどいので消してしまいたい!)
という発想ぐらいですから。
のれんを償却せず毎年減損テストをするってのは、
時価のない株式の評価に関する会計処理と整合しているんですよね。
のれんが償却できるならば、同じく事業への投資である有価証券勘定も、償却しないと理屈が整合しない。
今の会計理論世界的流れは、「公正評価」でB/S計上が基本ですが、
公正評価の難しいものや事業目的資産は基本的に伝統的な取得原価主義を踏襲しており、
公正価値が取得価額より小さくなった時だけ評価減するという方法をとっています。
そして、償却するものは、明らかに時の経過で減耗・陳腐化していくものに限られています。
そうやって考えていくと、やはり「のれん」の償却は理論的に難しいように思われます。
償却するとなれば、それは政治的理由しかないです。
なお、税務上は、連結決算上発生するのれん(昔でいう連結調整勘定)は、当然に無関係です。
吸収合併等で単体上計上されるのれん(昔でいう営業権)は、税務上は資産調整勘定といって
5年で償却となります。