患者の血液から早期大腸がん9割発見 島津製作所
日本経済新聞
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現在、大腸がんのスクリーニング検査としては、特殊な事情がなければ50歳から75歳の方に、1年に1回の便検査または10年に1回の大腸内視鏡検査が推奨されています。(ただし、検査でポリープなどが見つかればこの期間は変わります。)
しかし、便を採取して提出する手間や内視鏡施行時の痛みなどが障壁になり、検査の広がりには限界があるという現状があります。血液検査のように、身体に負担の強い検査に置き換わる容易な検査方法が開発されることは好ましいことです。いずれは血液や尿、さらに先には検体を取らなくてもセンサーなどで病気を検出する技術が開発されることと思います。
新規検査が開発された場合には、既存の検査と比較して、どのぐらいメリットがあるか、それにかかるコストはどうか、誤診がないか、どの程度の頻度で行えばいいのか、などを十分検証する必要があります。例えば記事のように早期大腸がんを90%発見できたとしても、実は誤診も多く、偽陽性の検査結果を下に結局無駄な大腸内視鏡検査を増やしてしまったという結果になっては元も子もありません。その検証をこれから十分やっていく必要があるでしょう。殆どの大腸ガンはポリープからのガン化でありポリープの段階で切除すればガンになりません。その方がいいでしょ?早期大腸ガンになる前に便潜血検査か大腸内視鏡で発見できてその場で切除できますよ。