キユーピーが業界の少量志向に反しドレッシングを「増量」した理由
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記事を書いた記者です。
少子高齢化や単身家庭の増加で調味料(食品全般にもかなり言えることですが)メーカーが全般的に容量を減らしているのに対し、キユーピーのドレッシングが小容量ボトルを増量したという話です。
正直、私は日経の食品メーカー担当時代から今に至るまで、とにかく「少子高齢化で市場が縮んで~」というフレーズを記事で多用してきました。
マクロのデータではその通りだし、業界もマスコミもその「常識」を当然のものとして捉えてきました。
しかし、個別の商品にフォーカスした時、実際の消費のされ方がその通りかどうかは、当たり前ですが確かめてみないと分かりません。食品全般ではその通りでも、例えば今回のドレッシングでこの常識が完全に当てはまるとは限らない。
キユーピーは、この「常識を疑う」マーケティングを今回、製品のリニューアルで実践しました。
自分も、つい「少子高齢化で~」というお決まりのフレーズに逃げてばかりの記事より、ちゃんと現場をしっかり見なくてはと自戒を込めた取材でした。生春巻は本場のスイートチリソースをつけて食べるのも美味しいですが、ゴマドレなどをつけて食べるとすごくおいしいです。結構ご存知ないかたが多いのでコメント。
記事にあるように、近年のサラダの進化は、眼を見張るものがあるかもしれません。私が子供の頃は、サラダといえば、レタス、キャベツの千切りなどとてもシンプルだった気がします。コンビニのサラダも複雑になっていますが、今自分が家庭で作るサラダも食材の数と工程が昔のものより圧倒的に多い。
角切りにする。マリネする。グリル野菜と生野菜をミックスする。などなど。それを大皿で出しますね。確かに。昔はサラダは主菜の添え物でをしたが、今は準主役まで昇進した感じです。