社員の「やる気偏差値」を算出 投資家などに提供
コメント
注目のコメント
朝起きたら、NHKの「やる気偏差値」という言葉が結構燃えてますね(笑)NHKだけでなく日経なんかもエンゲージメントという言葉はそのままは使用されないので、適切な日本語訳が必要かもしれません。 「働きがい」という言葉が使われることもありますが、「組織活性度」の方が近いでしょうか?
エンゲージメントという概念は既に欧米では組織人事の中心的概念にあるものです。社員の会社への愛着や仕事への情熱、同僚との連帯を測るもので、それを定量化したエンゲージメントスコアは多くの調査で明確な業績との相関が認められています。
また、弊社も含めた多くの調査は匿名で行われ、組織内のマネジメントやコミュニケーションの改善に活用されます。「あなたやる気ないですね!やる気出して下さい!」というツールではないです。
データベースによると日本企業で期待度と満足度に最も大きなギャップがあるのが「階層間の意思疎通」で、現場や市場が見えていない経営層の方針そのものへの不満、経営層の戦略が伝わってこないことへの不満が大きいケースがしばしば見受けられます。
これまでのデータベースによると日本企業で期待度と満足度に最も大きなギャップがあるのが「階層間の意思疎通」で、経営と現場、上司と部下のコミュニケーションに断絶が起きている傾向があります。
ヒエラルキー型の組織の中で、現場や市場が見えていない経営層の方針そのものへの不満、経営層の戦略が伝わってこないことへの不満が大きいケースがしばしば見受けられます。
「朝会=面倒臭い=エンゲージメント下がる」みたいな印象がある人もいるかもしれませんが、例えばFacebook のマーク・ザッカーバーグは従業員数が数万人を超える現在でも毎週金曜日夕方4時から全社員に向けてセッションを行い、これらの問題の解消に務めています。
ここで大切なのは、定量化です。朝会をやれば良いというものではなく、朝会をやっても「階層間の意思疎通」に効果を感じなければ、低い満足度をつければやがてなくなります。そもそも「階層間の意思疏通」を求めていなければ、その期待度を低くつける。そうやってPDCAを回していきます。麻野プロご本人が解説されているので、これ以上注釈は無用かと思いますが、所謂「従業員(エンプロイー)エンゲージメント」というやつですね。
これ自体は極めてポピュラーな指標なのですが、個人的にはNHKの「やるき偏差値」という超訳がかなりツボに入りました。