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コメント
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「ネットビジネスの社会性」とは一体全体なんなのか。そんなことを深く考えさせられる。ネットが「バカと暇人のもの」と呼ばれ、一部のネットオタクが集まり、ある種のユートピアとして自由気ままに振る舞っていればよく、そこでビジネスを展開する事業者も、そうした「特殊な人々」だけを相手にしていれば順調に成長していけた時代はとうに終わったのだと痛感させられる。
コンプガチャ問題は、ネットビジネスだけでなく、政財界を巻き込み、壮大な粛清の場となり、その矢面の最前線にいたのがGREEだったわけだが、彼らが先駆者ゆえに時代の生贄にもなってしまったのは、当時も今もネットビジネスの世界に身を置く僕自身も居た堪れない気持ちになる。
メディア、インフラ、プラットフォーム。いろんな言い方ができると思うが、多種多様なプレーヤーが集まり、そこがひとつの経済圏となる場を生み出し、それを健全に運営していくのは、一事業者としてゴーイングコンサーンを突き詰めていくだけでは早晩壁にぶち当たるのだろう。そこに求められる価値観は何なのだろう。モラルという一言では済ませられないものが必要要件としてあるに違いないのだが、それを経営者の精錬潔癖さに帰着させるのは乱暴なのだろう。収益を生み出す事業体が持ちうる「社会性」とはなんなのだろう。僕自身まだ答えはない。
注目のコメント
企業の存在意義について、創業後まもなく考える機会が与えられた。とてもラッキーですね。
法人にも人格があり、時を重ねるごとに品格が問われるようになります。
田中さんは色々な経営者と会い、シニアを組織に入れて、社会性を植えつけたそうです。つい最近のことですが、自社のサービスのある変更において、全く同じような経験をしました。創業当初から手塩にかけて育ててきたサービスなので「こうすべきだ」というビジョンは明確で、そのための変更をしたのですが、事業をご一緒している沢山のパートナーさまからご意見をいただく結果となり、結果軌道修正をしました。本文中の交通渋滞ほどの社会問題ではないですが、市場に対しての配慮が足りなかったことが要因だと思っています。と同時に、改めて市場においての影響度の大きさを実感する機会となりました。
顧客のためは引き続きですが、経営者は社会の公器としての視点も確実に成長させていかなければいけません。田中さんのように学びの機会とし、引き続き精進していく所存です!"全体性"が大切なのだと思います。
売れるということは世の中のあるニーズを満たして幸せが生まれており、かつ、その売上の一部は社会に納められるわけですから、一定の社会性は持つはずなんです。
ただ、局所的には幸せにしたとしても、それが他にどんなことを引き起こすのかという、変数の変化を丁寧に追わなければならないのだと思います。
これは自然エネルギーなどでもよく議論されます。メガソーラーはクリーンなエネルギーを増やすが、それをつくる為に自然が犠牲になっているとしたらどうなのかと。"全体性"です。