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【直撃】5.5億人が使う配車アプリ、ディディは何が凄いのか

NewsPicks編集部
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注目のコメント

  • ビービット 「アフターデジタル」著者/ビービット執行役員CCO 兼 東アジア営業責任者/エクスペリエンスデザイナー

    Didiが本当にすごいのは、中国の「非接客」タクシー業界に、RPG的なゲーム性によって「サービス品質責任」を持ち込んだこと。

    タクシー配車は、普通のタクシー、Express、Premier、Luxuryの4グレードに分かれ、同距離でもLuxuryになると価格が10倍近く高い一方、運転品質も高く、水もお菓子も付いている。

    都度の運転がスコアリングされ、一定以上のスコアを超えるとグレードを上げる試験が受けられるのだが、
    単なるユーザボイス評価では賄賂が起きるのが中国。これでは、品質とグレードが見合わない。

    なので、速く安全に届けられているかを運転中のドライバー専用アプリからデータ取得して評価している。
    早く配車リクエストに答えたか、早く客をピックアップできたか、速過ぎずに正しいルートで送り届けられたか、など、アプリを開いた状態で運転させることで評価に使う。

    結果、Didiの示すルール通りに頑張れば、給料が上がり、社会的信頼まで得られるため、街中にある普通のタクシーとは全く異なるサービス品質を獲得し、業界に大きなディスラプションを起こしたため、モバイルユーザのうち約40%の人が使うサービスになっている。

    ドライバー専用アプリはもはや、オンラインRPG。
    都度スコアリングされて経験値が貯まり、昇格試験でレベルを上げ、マップ情報には宿屋(ガソスタ、EVスタンドやトイレ)が表示され、運転中の出来事をシェアしたりもできる。


    オフラインの存在しないデジタルオーバーラッピング後のAfter Digital的サービスの多くは、
    ビジネス側(例えばドライバー)にリアルゲームをさせることで正しい方向づけをし、結果ユーザ体験が良くなるシステムを導入しているのが非常に面白いポイント。

    アプリの使い方やすさとPremier以上のドライバー品質は、正直Uberよりも日本交通よりも高いが、ペインポイントが異なる日本でどれだけうまくいくかは注視したい。


  • NewsPicks 編集委員(ニューヨーク支局)

    日本市場に挑むディディへの、インタビューです。

    中国の配車プラットフォームの最大手、滴滴(ディディ)は、2018年秋から大阪を皮切りにして、全国の主要都市でサービス展開をすると発表しています。日本人向けのアプリに加えて、タクシー会社が効率よくクルマを運用するシステムも提供するとのことです。

    中国で、ディディはすでに交通サービスを独占するプラットフォームになりつつあります。5.5億人の「足」として、毎日3000万以上の移動をマッチングしており、その先には膨大な交通データの蓄積が進んでいます。このデータこそ、交通を劇的にスマートにする宝の山ということでしょう。

    ちなみに日本では、既存のタクシー配車にとどまるので、インパクトは限定的とうのが現実でしょう。なぜなら雨の日だったり、朝のラッシュ時だったり、明らかにタクシーが捕まらない「需給ギャップ」のある時間帯を、もし一般ドライバーによるライドシェアが解禁されていれば、一気に解決できるからです。しかし、それは違法だという規制はかわっておらず、本当に日本の規制当局には残念さを感じます。


  • 日本のタクシー会社のシステムガラパゴス問題は大きいです。

    配車システムは、電話で受けてタクシーの位置情報を特定し配車指示を出すところまで一つのシステムになっており、数社の寡占です。しかもタクシー会社ごとに作り込まれていたりするので、例えばアプリ配車をくっつけようとしても超難題になったりします。走行データも溜まっているはずですが、システム会社が渡してくれないという話も聞くことがあります。

    メーターも数社の寡占で、規制で守られている業界です。スマホで代替しようという取り組みもありますがゆっくりしか進んでいない認識です。

    新しいシステムをくっつけようとしてもサグラダファミリア状態になるので、システム企業側から新しい動きが出るか、もう外から全部ひっくり返すかのどちらかだと思っています。


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