40時間勤務、産前休業0日…いま、医師の激務は「極限状態」だ
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先頃のY CombinatorのYC Summer 2018バッチでもBot M.D.という臨床アシスタント・アプリが選ばれました。ターゲットは発展途上国の臨床医みたいですけど、先進国のお医者さんでもネットで病状や薬の副作用を含めた詳細を調べていると思うので負担軽減になると思います。カルテの記入も補助したり、既に50ヶ国語超に対応。
https://www.botmd.io/en/
注目のコメント
「医師不足」や「医師の働き方」の問題を医師の絶対数の問題と置き換えて対策するのは危険だと思います。医学部の入学者数を増やして一人前の医師を増やすのには、残念ながら最低でも10年以上かかります。また記事にも記載があるように「医師」という資格を持つ人の質のバラツキがより大きくなります。問題は医師の分布にもあります。パラメディカルの不足にもあります。問題を多角的に捉え、多角的にアプローチしないと将来間違いが起こるのは明白です。
米国でNPと呼ばれる診療看護師やPhysician Assistantを育成すれば、より早くより安価に、医師の仕事の少なくとも3-5割は補填できるでしょう。その他のパラメディカルが増えるだけでも、現状日本の医師が行なっている雑用が大部分減ります。専門的治療に関わる医師は大病院に集約し、代わりに大病院へのアクセスを整備することで、まれな病気を治療する医師も疲弊せずに働くことができるかもしれません。診療科毎にインセンティブをつけたり、人数に区切りをつけることで、各科の人数配分を変えることもできるでしょう。遠隔医療や人工知能の活用により医師の業務を減らすことも10年もかからずにできるのではないでしょうか。
数を増やすことが絶対に間違いというわけではありません。しかし、問題と解決策を、ともに絶対数という軸だけで見てしまうと、現実に起こっている問題がそうではないだけに、また新たな問題を引き起こすことは明白です。記事で紹介されているように産科の医療崩壊は待ったなしです。
女性医師の比率は他の科よりも高く、当直回数は他の科よりも多いのは記事のとおり。
さらに出産時の緊急対応は1分1秒を争うため、産科の集約化して地方から都市へ医師を集中させるのも難しい。
個人的な意見ですが、対策としては医師の数を増やすこと。
もしくは科ごとの人数の調整、市町村レベルでの医師の配置数の調整のいずれかが必要と考えています。