【実録】人生は山あり谷あり。「串カツ田中」社長の大逆転物語

2018/8/23
美味しいけど、脂っこくて胃もたれする。串は串でも焼き鳥のようにヘルシーではない。
とびっきりの美味しさと、ちょっとした罪悪感を私たちに与える串カツは、誰もが好む「万人ウケ」する料理ではない。
しかし、そんな串カツ業態を日本中に増殖させ、現在約200店舗まで拡大するほどの快進撃を続ける企業がある。
串カツ田中──。
住宅街を中心に店舗を構え、男性客だけでなく、女性や子供連れのファミリー層からも支持されている、今もっとも勢いのある外食チェーンの一つだ。
今から10年前、串カツ田中ホールディングスの社長、貫啓二は窮地に立たされていた。ショットバーに懐石料理…。色々な業態に手を出して来た貫は、いかにして串カツに出会ったのか。
大阪の心斎橋から飲食経営のキャリアをスタートさせ、全国区のチェーンのトップに成り上がった男の「奇跡」の物語をお届けする。