同じ濃さの砂糖水でも、色が違えば「甘さ」も違う!最も甘い色は?
ブルーバックス | 講談社
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味覚が低下し食欲が落ちてしまった患者さんに、色合いや食品の見せ方などでアプローチしてみる、ということは医療機関でもしばしば行われていることかと思います。研究で明らかにしようとされている通り、視覚は味覚にとって重要な要素なのだと思います。
また、味覚は視覚とともに、嗅覚からも多大な影響を受けます。味覚が低下してしまった方を前にしたとき、通常、口の中はどうか、とともに鼻はどうか、をよく調べます。鼻に原因がある場合には、たとえばひどい鼻炎がある場合には鼻炎を治療することで劇的に味覚が回復します。
味、色、形、におい、舌触り、様々な要素が食の喜びを形づくるのだと思います。結局は自然に生まれたものが1番!という結論になるのかもしれませんが、研究テーマは無数にありそうなフィールドですね。「実験では全員に同じ条件下で同じ感覚入力を与えるのに、人それぞれに反応が異なります。例えば、何人かの実験参加者に同じ条件、同じ強さで触れるテストを行うと、全く気付かない人がいれば、逆にものすごく敏感に反応する人もいる。感じ方は人によって驚くほど違うのです」
とてもおもしろい!!
人それぞれで感じ方が違うという事、視覚で自分の味覚が騙される事もあるという事を認識して生きて行こうと思いました。
この研究は、ダイエットや食品業界に貢献するだけでなく、対人コミュニケーションにもとても重要な研究ですね。