期待が外れた「スマホで通販番組」 広がらないライブコマースの市場規模
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注目のコメント
読んで感じたポイントは2つです。
①インフルエンサーマーケティングはもはや普通にお金のかかる普通のマーケティングだということ。
記事の中では触れられていませんが、インフルエンサーに頼むのはテレビCM等々ほどではもちろんないものの、一般的なマーケティング手法になった以上、普通にお金がかかります。セミプロ的な人に個人の伝手で宣伝を頼むことができた時代は終わっている認識です。
よってライブコマースで売りたいと思ったときに、自分で出演するのでない限りは、他のマーケティング手法と普通に比較され取捨選択されるということだと思います。
②テレビショッピングの域を出ないという点。
ライブコマースを本格的に見たことが無い中で書くのは申し訳ないのですが、この記者さんはそのように言っていますね。
実演販売士という仕事があって、プロを集めているコパ・コーポレーションという会社がありますが、こちらの販売士さんはまじですごいです。レジェンド松下さんなど、ご存知の方も多いのではないでしょうか。テレビショッピングや店頭販促に派遣されてものすごく売ってしまう人たちです。
http://www.copa.co.jp/profile/
このようなプロの方々もいる中でライブコマースだからこその別の特徴を出す必要があるわけで、まだ模索中ということなのだと思います。ライブコマースを実際に見たことがないのでなんとも言えませんが、時間の消費の仕方がテレビショッピングと全然違うことに気づいて設計できていたかどうか。
例えば、ゲームも昔のコンソール型はじっくりプレイするものが多かったのに対し、いまのスマホゲームは電車の待ち時間などほんの3-5分でぱっと楽しめてぱっとやめられるものが主流になっているので全然作り方が違うのだとか。
でも、それをご存知のDeNAさんも苦戦か。。。。以前ゆうこすさんが「中国でライブコマースが流行ったのは商品への信頼が薄いというのも理由のひとつ」という話をされていて、加工でごまかしができないという動画のメリットについて改めて考えさせられました。
日本の場合は商品への信頼もありますし、返品も気軽にできるようになったのでわざわざ事前に動画でチェックしたいという需要が薄い分、中国ほど爆発的に流行らなかったという背景はありそうです。
動画コマースは今後私も注目している分野ではありますが、テレビショッピングはそれを楽しみに見るというよりはながら見でつい買ってしまう種類のものなので、コンテンツが溢れ何を見るか取捨選択できる時代には、コンテンツそのものを「見たい」と思ってもらえるレベルまで引き上げる必要があります。
個人的にはライブコマースよりもドラマコマースの方が可能性が大きく、且つそのプラットフォームとしてIGTVが成長していくのではないかと思っています。