台風１９号、西日本がすっぽり危険半円に入る恐れ。台風２０号も発生し北上か？（杉江勇次）

コメント

注目のコメント

• 谷村 研人

  国内航空会社 気象予報士

  ・2018年08月18日

  台風19号は、本州の南で停滞しており相変わらず進路予報が難しい状態ですが、21日から22日にかけて、九州から南西諸島にかなり接近する可能性が高くなっています。台風が九州方面にある場合、西日本の広い範囲が台風の東側にかかることになります。
  
  台風の東側は、反時計回りの風で南風となるほか、その風が湿っているために雲が発達しやすくなっています。そのため風も強くなることが多く、「危険半円」という言い方をすることもあります。西日本の南側斜面では広い範囲で大雨に注意が必要となります。
  
  また、台風20号がさきほど21時にグアム島の東で発生しています。台風19号の後を追うように北上してくる見込みで、こちらも西日本に接近する可能性が高くなっています。
  豪雨からおよそ一月半、またしても災害レベルの大雨となる可能性があります。万全の対策で臨む必要がありますので、特に西日本の方はご注意ください。なお東日本でも湿った空気の影響で局地的な大雨の可能性があります。