アートシンキングとは?「良い子のままじゃ、イノベーションなんか生まれない」 不確実性の時代を突破するフレームワーク
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よく、小説や映画や芸術などの表現の世界では「半径5mの作品」と言われる様なものがあります。自分が見ている世界や視点でしか表現できていなく、自分本位で客観性がない為、非常に狭く薄っぺらいものになってしまっている事への揶揄なのですが、「デザインシンキング」は、デザインという客観的な工程を経る事で独りよがりではない良いものを作る方法論を確立したものだと思います。
一方「アートシンキング」は、それがたとえ半径5Mの視点でも、もっと主観的な内面を掘って掘って掘り進めて地球の裏型にまで到達する事で、普遍性を獲得するイメージでしょうか。
世の流れを追うのか、自分自身の本質を追うのか、
難しい選択ですが、この「アートシンキング」という流れがもっと広がり、選択肢が増えるといいなと思います。確かに不確実性を超えたものを主張することに「アート」の真髄はあるけれど、それをフレームワークと呼んだ時点で自己矛盾してそう。
やりたいことを見つけようとさせること自体が、奴隷社会のフレームワークにどっぷり浸かっているんだと思うんですよね。マーケットインを基本とするデザインシンキングに対して、内発的なモチベーションをアウトプットすることで自身が取り掛かるべき課題をあぶり出すアートシンキング、という位置づけのようです。
記事中には「マーケットインで生んだビジネスモデルには興味を持てないことが多い」というようなことが書かれていますが、これは結構共感性の問題なんじゃないかという気がします。
人は共感できる生き物なので、それまで関心を払ったことのないような事業領域にも夢中になることはできる。
もちろん事業を大きくすることだけが評価尺度になるわけではないので、価値観の問題も大いに絡んでくると思います。
ただ、「マーケットインの事業には思いがこもっていない」ということは一概には言えない。