[ローマ 14日 ロイター] - イタリアのコンテ首相とトリア経済・財務相らは13日、2019年の予算案について協議し、財政の安定を維持し公的債務を削減するとの考えで一致した。首相府が明らかにした。

声明によると、コンテ首相、トリア経済・財務相、連立政権を構成する極右政党「同盟」と反体制派「五つ星運動」のトップは、経済状況と予算案について協議した。

声明は今秋に編成される予算案について、政府の経済目標と、債務の対国内総生産(GDP)比の抑制継続を中心とした財政の安定から成ると説明した。

首相府の発表後、イタリアの国債利回りは14日序盤の取引で低下。10年債利回りは、13日に付けた2カ月ぶり高水準の3.109%から8ベーシスポイント(bp)低下し3.02%。5年債利回りは10bp低下し2.298%。

イタリアとドイツの10年債利回り差は270bpに縮小。13日は280bpだった。