米政権、金融リスク監視の金融調査局で40人削減へ=関係筋
コメント
注目のコメント
財務省金融調査局(OFR)は民主党政権下で設立され、金融危機(抑止)に関する調査を行う機関でした。CFPBなどもそうですが、トランプ政権は、民主党政権下で設立された当局には否定的でしたので、そうした流れに沿ったものです。ただでさえ、規制当局が多い中、リサーチも重なる部分が多く、もともとだぶついていましたので、あまり影響はないように思います。
米国メディアは規制緩和の流れに結びつけて記事を書きたいのだと思いますが、他の専門家の方がコメントされたように、もともと役割が明確でなかった点もあり、合理的な判断ではあります。
より本質的な問題は、この結果としてマクロプルーデンスの視点で政策のための分析を行う組織が、実質的にFRBのみになってしまうことです。
FSOCのような合議体での政策決定を維持するのであれば、チェック アンド バランスの観点から、規制当局側にもきちんとした分析機能が必要であるように思います。