一番重要な情報は、ググっても見つからない
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ちょっと話はずれますが、言えないこと、というのはどこの世界でもあるものですが、それ以外にもそもそも「明確に言語にできないもの」というのがあるものです。
大抵そこに一番大きなノウハウとか本質があったりするのが世の常だったりします。
「暗黙知」というのがそれです。
文字というのはそもそも万能ではなく、歴史的に見ても初期の文字は数字や定量的な概念しか記述することができませんでした。
古代の文学が、本ではなく口伝だったのは、それを的確に表す表記方法がなかったからです。
それが徐々に進化し、大抵のことは文字化できるようになりましたが、それでも文字情報には限界があり、我々が一次情報と思っているものでも、”文字にコンバート”されて伝達された時点で、情報の欠損又は変質が起こっていることにも注意する必要がありますね。インターネット検索でも相当グラフとかは見つけられるし、生データも統計関係だと結構拾えるいい時代になったので、誰でもその気になればアナリスト気取りが出来る時代になったとも言える。
だが、結局、本当に重要な情報はネットに落ちてないどころか、調査会社も持ってない事が多い。
たとえば、BtoBビジネスで物を売り込みたいとして、その買いたいであろう意思決定権者の名前とか連絡先とか嗜好なんてのはまさに、そんなに簡単には手に入らない。(逆に簡単に手に入る場合は競争率が死ぬほど高いと考えるべき) どうやってそこまでリーチしていくか、それもまた結局アナログにコンタクトを積み重ねるしか無かったりするのよね。
また、iPhoneの平均販売単価はわかるものの、その実際の内訳はAppleにしかわからないだろう。
こうした本当にわからないことをどうデータを並べ、どう、推測しどう考えるか?仮説を立て、検証、また仮説を立てる、ということを繰り返すことによって、マーケット感覚は身に付いていくとも言える。