規制業種における独禁法上の企業結合審査のあり方 ～諸外国の例を参考に

コメント

注目のコメント

• 山田 広毅

  東京国際法律事務所 代表パートナー　弁護士

  ・2018年08月06日

  地銀統合と独禁法の結合審査に関する寄稿の続編になります。(前編は※)
  
  今回色々と他国事例を調べてみたところ、規制業種の企業結合については当該規制官庁の意向が何らかの形で反映される仕組みになっている国が予想外に多くて驚きました。
  
  競争政策も突き詰めると国の経済政策の一部に過ぎないわけです(かなり重要な一部ではありますが)。そして、地銀統合案件は、わが国経済の行く末がある意味先鋭的に現れている分野ではないかとも思います。改めて俯瞰的な制度設計が必要かなと思った次第です。
  
  ※https://newspicks.com/news/3216524/
• 田中 秀明

  以下記事の後編の内容になります。
  https://newspicks.com/news/3216524?ref
  
  今回の内容は、金融機関の経営統合に対する競争の観点からの審査について、現在のシステムは経営統合を用いた地域貢献の余地を狭め、地域金融インフラの確保や金融仲介の質の向上に負の影響が懸念されると示された。今後のあるべき銀行の企業結合審査とは何か。諸外国の法制にも目を配りつつ、論じていただきました。
• 冷泉 彰彦

  作家・ジャーナリスト

  ・2018年08月08日

  とにかく、メガバンクや外銀、銀行外の金融などもある中で、地銀同士の「競争」にこだわる公取の形式主義は問題だと思います。制度残って、国潰れるという話になりかねません。