LCP材料、事業化競争が加速
電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)|電子デバイス新潮流~専門記者の最前線レポート
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注目のコメント
2005年の住友化学のレポートには既に溶剤キャスト法によるフィルム化が報告されている。このレポートには他にも基板に向いているLCPの種類などにも解説がなされている。
https://www.sumitomo-chem.co.jp/rd/report/theses/docs/20050100_1g2.pdf
LCPのフィルム化はもちろん旧プライマテック(村田)などが手掛けているが、特許などを見るとフィルム化のコツなどがどういうところにあるかも少しは見えるかもしれない。
http://www.conceptsengine.com/patent/application/2017101200
LCPの原料はKatoさん指摘の通りダイセル傘下のポリプラスチックスや住友化学が世界的に見ても主な供給メーカー。年々生産量、供給量は右肩上がり。
LCP基板は主にアンテナ用の基板などに使われ始めている。LCPは熱可塑性樹脂なので、10枚以上重ねて一括で圧着する時の液ダレコントロールがかなり難しいのではと指摘されている。今のところ10枚以上積み重ねて一括圧着できるのは村田だけだと言われている。アイデアはあっても生産性が悪すぎて誰も挑戦しない。村田がどうやって積層しているのかは気になるところ。バリューチェーンが気になる。LCPを使った基板であって、化学系メーカーは樹脂から作っているところもあると思うが、電子部品メーカーもフィルムだけでなくポリマーコンパウンドから作っているのだろうか?
LCPコンパウンドだと、ダイセルのエンプラ子会社のポリプラとか、DICとかが作っていたと思う。あとは、記事にあるように住化とか。