(ブルームバーグ): 米クレジットカード会社のアメリカン・エキスプレス(アメックス)は、同社の外国為替事業に対して外部機関の調査を受ける計画だと明らかにした。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)はこれより先、アメックスの従業員が一部ビジネス顧客向けのレートを当該企業に通知せずに引き上げていたと伝えていた。

アメックスの広報担当者、マリナ・ノービル氏は30日、「当社はこうした疑惑を極めて真剣に受け止める」とのコメントを電子メールで発表。「規範に反していたとの結果が出た場合は、問題を是正し、再発しないよう適切な措置を講じる」と続けた。

WSJはアメックスのこうした慣行は10年以上続いており、主に中小企業に影響を与えたと報道。アメックスの収入全体に占める国際為替決済事業の比率は0.5ポイントに満たないと、ノービル氏は発表文で説明した。アメックスの株価は30日の米株式市場で一時3.4%安。

ノービル氏は為替換算について、同社は「顧客が認めたレートで公平かつ透明な方法で決済および報告されている」と確信していると説明した。

原題:AmEx Plans External Review in Wake of FX Price-Hike Allegations(抜粋)

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