オウム真理教の6人に死刑執行 13人全員に執行
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なぜか木曜か金曜が多いということで、メディア各社は警戒していました。前回の執行から20日間。待たされる立場の死刑囚にとっては、長過ぎる時間だったと思います。平成の始まりとともに姿を現したオウムは、平成の終わりを待っていたかのように一応の決着を見ることになりました。死刑制度の是非というのは、世界が真剣に向き合う一方で、なぜか日本とアメリでは国民を巻き込む大きな議論にならなかったテーマです。オウム事件は様々なものを提起しましたが、死刑制度の議論にも大きな一石を投じ続けると思います。
オウム関係の受刑者の死刑が執行されました。
平成が終わる前に、この事件に一つのけじめがつけられたように感じます。
死刑は難しい問題です。
僕はもともと死刑廃止論者でした。
論点は多岐に渡ります。
<肯定派の論拠>
・犯罪抑止
・応報刑罰
・被害者、遺族感情
・社会復帰後の再犯可能性
・終身刑による国家負担の大きさ
・私人による仇討ちの抑制
<否定派の論拠>
・不可逆性(冤罪の可能性)
・殺人の肯定
・国家による殺人を求める者の存在
・死刑執行者への副作用
肯定派の論拠から見ていきます。
犯罪抑止に関しては、他罪とくらべて死刑が犯罪抑止効果を持つという科学的論拠がなく、また実証されていません。アメリカの研究者たちがかなりいろいろと「死刑は犯罪抑止に役立つんだ」論文を作ったりしたんですが、「主張の域を出ない」とされているのが実情です。
応報刑罰という視点についても、生命を奪うという行為が許されるなかで、なぜ拷問刑や市中引き回しという体罰刑が許されないのかがうまく説明されません。
被害者感情に寄り添うというのはかなり難しいです。被害者の感情が強くないのであれば罪を軽くしていいのかという逆の疑問も生じる点、そして国家が刑罰を下す際にどこまで被害者感情を考慮すべきなのかは「決めの問題」とされる点に難しさがあります。
社会復帰後の再犯可能性については、日本にはないですが、終身刑に代替できます。
私人による仇討ち防止は、そもそも死刑以外の懲役刑受刑者に対する仇討ちが抑止できている点でほとんど論拠となりません。
次に否定派です。
…と書き始めていたら2000字近くなってしまいましたので、中座して、残りは久しぶりにnoteに書いてみました。
推敲もなにもない拙文ですが、もしご興味があられましたらnoteをご笑覧ください。
https://note.mu/tonfi/n/n688dc8e0995bオウムは軍事クーデターを考え、準備をしていた集団です。死刑執行云々の問題ではなく本来は国家を転覆する企みを持っていた集団です。個人の犯罪ではないのです。更に今もこの思想を引きずる人達が多くいるって事です。法相は彼らからのテロの晒される危険を冒してでも(家族も対象です)執行した勇気と尊厳を称えねばなりません。我が国の国民は死をもってこの様な犯罪を償わせようとしている国民です。他国がどうなのか?は関係ありません。ヨーロッパが進んでるなんて?考えは頭が明治のままでしょうね。