台風12号 週末に関東直撃の恐れも
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台風は、ふつう日本付近では偏西風に乗るため、西から東へ流されるのが大半です(ゴルフでいえばスライスの方向です)。ところが、直近では偏西風は北海道のさらに北に北上してしまっていて、むしろ本州付近には寒冷渦という上空の気圧の谷が南下してくるため台風を強力にフックさせる方向に流してしまいます。
実はこのパターンで台風が日本にやってきたのが2年前、2016年の台風10号です。東北や北海道で大雨となり、特に岩手県岩泉町の高齢者施設では避難が遅れて多くの犠牲者を出したことで物議を醸し、「避難準備情報」を「避難準備・高齢者等避難開始」に名称変更するきっかけとなった災害です。
台風は上空の気圧の谷と融合しながら温帯低気圧になります。2年前もそうでしたが、台風が温帯低気圧になりながら強い雨雲を伴って本州を横断することになりそうです。台風が温帯低気圧になるというのは単に性質が変わるだけで風雨が弱くなることを意味しません。
むしろ、中心から離れたところで風雨が強くなることがあり、それはそれで危険な現象ということもできます(最たる例が有名な洞爺丸台風です)。
今回は28日から29日にかけて、関東地方にかなり接近するか上陸する可能性が高くなっています。台風の接近前後から関東から北の太平洋側を中心に大雨が予想されるほか、上空の気圧の谷が覆う西日本でも局地的な積乱雲の発生により強い雨が降るところがある見込みです。
日本で再び大雨による被害が発生する可能性が高くなっています。大雨のときに雨量や川の水位をどのように確認するか、どのタイミングで避難するか、すでに避難できなかったらどのように身を守るか、ご確認をお願いします。太平洋高気圧の影響で、急角度な進路になりそうな今回の台風。
週末には関東、東海に上陸する可能性がかなり高まってきました。
夏休み期間中ということもあり、色々と予定を立てている方も多いことでしょう…。
この週末は様々なイベントも各所で予定されています。
隅田川の花火大会は28日予定ですが、荒天であれば29日に順延だそう。ただ…29日も雨予報となっています。
その他、すでに中止を決定した花火大会もあるようです。
また、27日から3日間、新潟・湯沢ではフジロックが開催予定。
各所に様々な影響が懸念されています。明日から、上海に行くので帰国と重ならないか心配です。
先週は、帰国日に上海に台風が上陸し、
5時間遅れでしたが、無事に日本に戻って来れました!
日本列島外れたらその先の天気予報を日本はやってくれないのですが、周辺くらいまでは予報図欲しいなと思います!