幼児の発育促進アプリ「Kinedu」、世界180カ国以上にユーザー

2018/7/29

100万家族が使っている

0カ月〜24カ月の幼児の発育発達を促進してくれるアプリ「Kinedu」。
リリースが2013年11月にさかのぼるメキシコ・モントレー発のアプリは、北アメリカを中心に世界180カ国以上、100万家族によって使われています。
他国に比べると少ないものの、ユーザーは日本にもいます。
フリーミアムモデルのKineduですが、そのユーザーの大半が忙しい共働き夫婦であるにもかかわらず、有料ユーザー(その半数強がアメリカ)の発育アクティビティ動画の閲覧件回数は1日平均5〜6件に及びます。
子どもの発育の専門機関「National Scientific Council on the Developing Child」と「Harvard Center on the Developing Child」は、赤ちゃんが生まれてからの最初の1年、実はその前のお母さんのお腹のなかにいる間から、その発育がおとなとのインタラクションや共有体験を中心に発達していくとしています。
アメリカには、「Wonder Weeks」や「BabyCenter」など子育てや育児にまつわるサービスが溢れていますが、赤ちゃんの初期ステージの発育発達に特化したサービスは珍しいのが現状です。
「この貴重な時期、例えばアメリカでは70〜75%の子どもたちが教育機関に入らず、主に両親やケアギバーなどのもとで育てられます。そんな家庭における発育の手引きとしてKineduを開発しました」(Kinedu創業者のLuis Garza(ルイス・ガルザ)さん)

ミレニアル世代の両親3タイプ

Kineduのユーザーは85~90%がママ、7~8%がパパ、残りをナニーなどのケアギバーや祖父母などが占めます。そして、両親の大半はミレニアル世代です。
「他の世代に比べて、ミレニアル世代の両親は、赤ちゃんの誕生からの数年の成長期への参加意欲が強いことがわかっています。子どもが成長するにつれて教育は外部機関にアウトソースしていくものですが、だからこそ最初の数年間にできるだけのことをしたいと望むようです」(ルイス・ガルザさん)
Kineduを活用する両親には、国境を越えて3タイプが見られます。