ロボットの隆盛で人身売買や奴隷労働が加速--レポートで明らかに
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対象となった国に何故製造業が進出したか? 答は「製造コストが安いから」。
では、何故製造コストを抑えるためにロボットを使用していないか? 答は「人件費の方が安いから」。
この構図は当面変わりません。
グローバル企業の工場は、安いコストを求めて開発途上国を移動していく。
コストが高くなった(=経済的に発展した)国は、その後輸出一辺倒から内需も含めた安定経済に移行していく。
ロボットを導入せざるを得ないくらい賃金が上がった国は当然、製造業以外にもサービス産業などの内需も発達しているわけで、
労働力の産業間移動も加えて考えれば、必ずしも「ロボット導入=労働者の失業」と単純化は出来ない。
本当は、人工知能やロボット化を恐れなくてはならないのは、単純事務労働に従事するホワイトカラーなんですけどね。え?経済原理で考えればそんな事は無いです。新興国で人件費が高くなってるのは事実で、だから例えば中国ではロボットが盛んに導入されてます。でも、その影響で仮に人件費が下がるのなら、再び労働の受け手がロボットから人へ戻るはずです。またもし、極限までロボットが安くなった場合はどうでしょう?これは極限までの豊かな社会が実現するという事です。だって殆どの食料や工業製品が非常に安く手に入るようになりますから。そんな社会には人身売買が起き得ません。人身売買の一番の動機は貧しさであり豊かさが実現した社会では起き得ないので。でも、ロボット売買なら盛んになるでしょうけど!
追伸
ロボットを労働者への脅威と考えてる方は、きっと、工場の現実を知らないのだと思います。私はその業界でロボット開発を行っていますが、そのような環境での人の働く環境は、殆ど地獄のような場所であり、21世紀の日本において、いまだこんな現状があるのか!?と背筋が凍るような辛い現場なのです。だからこそそういった場所から順番にロボット代替がなされていくのであり、それは人間の尊厳を取り戻すキッカケにはなっても、尊厳を奪うようなことにはなり得ない事です。また、ロボットが導入されればトータルではコストは下がるはずですが、プログラミングやメンテナンスに多くの時間が割かれており、作業内容が単純労働から知的作業に置き換えられているのがよく分かります。現場を見れば、分かることなんです。
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