フィリップ・モリス、日本で苦戦 加熱式不振や法規制
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4月の前四半期決算発表時も、iQOS不信で株価が-16%暴落していた(下記)。今回については、昨日は-1.53%なので下落はしているが、前回ほどではない(なので今朝気づかなかった…)。
https://newspicks.com/news/2972910
決算資料を見ると、スライド15~17に日本での動向がある。
PMIの電子タバコは本数ベースでは伸びているが、実数での伸びは昨年に比べて少なっていて、シェアは微減。シェアは競合も入ってきている中でしょうがない部分もあろうが、電子タバコの普及ペースが明らかに寝てきた。現在は3割を超えてきたところ。電子機器の感覚値では2~3割が普及するかいなかの分水嶺で、そこを超えるとスルスルっと普及していくことが多いのだが、タバコは財としての種類がちょっと違う印象で、同じようには普及しない。
http://bit.ly/2L9NHlaなかなかツライとこですね。
加熱式たばこの中では、IQOSが一番たばこの葉使用量が多く、現状課税が高い。(紙巻よりは低いが)
なので加熱式に限って言えば、IQOSは1番利益率が低い。
普及はしてるんですが、次の一歩がなかなか難しい。
健康への影響も明示できていない。
販売当初のトラブルと入手性の悪さもIQOS離れに繋がってしまってると思います。先日、フィリップ・モリスの広報の方とお話させていただきました。
「タバコによる社会的被害を最小化することを目指している」と伺い、タバコが苦手なのでタバコ関係の会社にいいイメージがなかったのですが、確かに意義ある事業だなぁと感じました。
無理な禁煙は余計なストレスがたまり労働生産性を下げかねないため、
健康と生産性の折衷案として、禁煙ではなく「加熱タバコ化」を促進することは有力な選択肢の一つかと思います。
吸ったことがないので詳細は分かりかねますが
現時点では価格(ランニングコスト)や品質(味、健康被害の度合い、匂いなど)で差別化の余地はまだあれど、既存喫煙者の小さくなる市場の奪い合いになりそうですね。
toBの展開なども含めて各社どう動いていくのか楽しみです。