採用面接で「好きな色は?」と尋ねる狙い
コメント
注目のコメント
記事タイトルからしてくだらない話ではと思いつつも読んで見ましたが、誤解されて批判されやすい記事で気の毒に思います。
要は、用意してきた答えを聞くだけの面接にしたくないから意外な質問もしてますよっていうシンプルな話なので、別におかしな話じゃないと思います。回答例
「錐体細胞が吸収する可視光線の強さや割合としての"色"もいいですが、いろは唄の"色"の様に花を指す場合や、性欲を指す"色"、麻雀牌を指す"色"、量子色力学において強い相互作用を伝えるグルーオンの量子数としての"色"など、様々ある"色"のなかでは、仏教で五蘊の一要素として物質的存在そのものを示す"色(しき)"が、私にとって最も味わい深く好きな"色"です。
もし、あなたのご質問が最初に挙げた感覚刺激としての"色"についてということでしたら、答え方として色名で答えればいいのか、色空間で答える必要があるならばRGBなのかCMYなのかHSVなのかYUVなのか、彩度、明度、輝度の違いも答えるのか、構造色は色に入れるのか、などについてより明確にして下さると助かります。
ただ、日本語における色名には面白いものがいくつもありますよね。
高貴な色としてかつて禁色とされた黄櫨染(こうろぜん/はじぞめ)は、平安時代以降の日本の天皇が重要な儀式の際に着用する束帯装束の色で、櫨(ハゼノキ)の樹皮と蘇芳(スオウ)から染め出され、「赤みがかった黄色」や、「黄がかった茶色」等と言われますが、時代や着用者の年齢等によってかなり幅のある色であったと考えられています。また、同じく禁色とされた青白橡(あおしろつるばみ)とも呼ばれた黄色みがかった緑色の麹塵(きくじん/きじん)などもあります。
他にも、空五倍子(うつぶし)色(やや褐色がかった淡い灰色で、ミミフシシロアブラムシがヌルデに産卵してできる虫こぶを乾燥させて粉末にした五倍子粉(ふしこ)の主成分である可溶性タンニンを、酸化鉄の溶液で発色させた色)や、瓶覗(かめのぞ)き (白に近いごく薄い藍色。ペールアクアに近い。留紺>黒紺>紺(勝色)>藍>花色>浅葱>水浅葱>瓶覗きと藍色系統ではもっとも薄い色で、染色の際も藍瓶に漬けてすぐに引き上げてしまうことから「瓶覗き」と呼ばれる。)など、面白い名前の色もありますが、中でも好きなのは「濡烏(ぬれがらす)」です。女性の髪の色彩を形容する言葉ですが、ただの黒ではなく、健康な髪の証ともいえる美しい干渉色が浮かんだ状態(いわゆる構造色)を指すと言われ、内容・表現ともにとても味わい深いと思います。
因みにあなたが好きな色はなんですか?性欲ですか?」
と返して相手の目の動きを見る。面接の質問で目が泳ぐかで評価するのは、占いみたいなものに感じます。
これまで面接をいろいろしましたが、やっぱり面接じゃわからないなあ、と思います。一緒に働いてみて始めてやっと、何%かわかります。面接では人の本質はほとんどわからないのでは。
だから、インターンなどに学生がたくさん来てくれるような魅力的な会社にしていくべきなのだと思います。