新事業で再配達に革命起こす…ドンキの「恐ろしいほどの先読み力」
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イノベーションに長けた企業は、常に新しい現実からもたらされる新しい社会的問題への解決に執念を燃やす!
本来なら、国土交通省がデレギュレーションして宅配に受取人の受領印を貰わず玄関先に置いておいて良いとすれば再配達の問題は解消する。問題は、盗難の問題。盗難されたものはメーカーが負担するかわりに、受領者は簡易監視カメラを装着して販売予防し、法務省は宅配物窃盗により重い重刑を科す。
お役所は、何か問題が生じた責任を取りたくないから一切動かない。だから、民間のイノベーターにチャンスが訪れる。
ファンケルの池森ファウンダーによれば、ファンケルは宅配業者に頼んで玄関先に置いて帰るよう指示して実際試しているが、殆ど問題はないそうだ。再配送のコストを払うより、配送物が未配というクレームに同じ商品を再配達するコストの方が何十分の一だとか。ちなみに、玄関先に宅配物を置いてかえったら罰せられる法律は存在しないから、コンプライアンス上問題もない。ドン・キホーテも、そんな社会問題の解決に、宅配ボックスに焦点を当てたのだろう。ネスレ日本も、今この問題にイノベーションを起こす準備をしている。面白くなってきた。宅配ロッカーへのブロックチェーン活用から注目したニュースなんですが、それより、
“宅配ドライバーと消費者が「家の玄関という同じ場所に」「同じ時間に」いなければ成り立たない、典型的な「同時性」のある行為といえる”
の部分に激しく同意。同時性を必要とされる行為って、重要性が両者で同じじゃないと、片方の負担を強います。だから私は急用や余程親密な相手以外で電話を時間の断りなくかけてこられるのとか嫌いです。相手の時間利用を中断して同時性を求めている意識がないんでしょうね。
宅配の同時性の解消と、フリースペースによる人の空間利用のシェアを一気に狙い、人とモノのある場所の自由度をアップする、ドン・キホーテの新事業展開、面白そうです。このドンキの新事業を支える宅配ロッカーのブロックチェーン認証は、セゾン情報システムズがグローリーと共同開発したもので、元々は弊社が事務局を務め、50社からなるIoTパートナーコミュニティのブロックチェーンWGでの活動から始まり、世界初のソリューション構築の取組の延長線上での大きな成果です。
↓2016年12月に発表した世界初のソリューション
https://www.hulft.com/news/press/2016-1220_2
↓セゾン情報システムズの今回のニュースリリース
https://stores.saison.co.jp/blog/50