中国ファーウェイが暗示する、「テクノロジー冷戦」の戦線拡大

2018/7/5

オーストラリアからも締め出され

すでにアメリカ市場から実質的に締め出された状態になっている中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)。
他の国々でも同社による企業スパイ行為や安全保障上の懸念が高まっており、ファーウェイは汚名返上に躍起になっている。
先日は、オーストラリアの連邦議会議員に宛てた異例の書簡を公開。長年、同国の主要な通信会社にネットワーク機器やその他機材を提供してきた実績をあらためて主張した。
オーストラリア議会は、安全保障上の懸念から、ファーウェイを5G(第5世代移動通信システム)設備構築の入札から排除しようとしている。さらに最近、オーストラリアでは中国の影響力を懸念する声が政府内で高まっている。