[ワシントン 26日 ロイター] - 5月8日に米フロリダ州で発生した電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA.O>の「モデルS」の衝突事故で、消防隊員が当初の車両火災を消した後、2回再発火したことが、運輸安全委員会(NTSB)の26日付の中間報告で明らかになった。

報告書によると、消火後にEVを現場から撤去中、バッテリーが再発火して直ちに消され、「保管場所に到着後にバッテリーがまた発火した」が、これもすぐに消火されたという。

テスラは報告についてコメントを控えたが、同社のEVはガソリン車と比べて発火の確率は極めて低いと主張している。

今回の事故のほかにも、衝突事故後のテスラ車のバッテリーが再発火した例が複数報告されている。3月にカリフォルニア州で起きた死亡衝突事故では、衝突から5日後に保管場所で車両のバッテリーが再発火し、消防が消火にあたった。