【ASEAN経済】好調に転じたタイ経済。今後は金融政策が鍵を握る
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6月のASEANマクロ経済リポートはタイの景気を取り上げました。約4000社の日系企業が進出し、7万人以上の日本人が住むタイは、外国経済情勢で常に見ておくべき国の一つです。
少し前まで今ひとつだったタイ経済でしたが、1-3月期GDPは+4.8%(前年同期比)と上向いてきました。その背景を分析し、今後の重要課題である金融政策について指摘しました。米国の利上げ基調のなか、新興アジアのなかでタイは低金利かつ、しばらく利上げを行っていません。国際金融市場の変動性が高まり、また国内では総選挙を控えるなか(再延長説浮上)、政策当局には巧みな対応が求められつつあります。
記事冒頭にも案内を掲載しましたが、7/3にバンコクにてSPEEDA ASIAがコーポレートディレクション(CDI)と共催で、ASEANビジネスセミナーを開催します。タイに駐在している方、出張でお越しの方など、ご来場をお待ちしております。
https://speeda0703.peatix.com/利上げに踏み蹴れないのは中産階級の不動産購入ポテンシャルに期待している側面もあるのではないでしょうか。輸出が好調なのは後追いTPP参加表明からも伺えます。自動車製造業はEVへの発展を見据えての動きがある一方、身近で変化が鮮明なのはAmazonが進出しアリババとの対決も鮮明になってきたeコマース、ソフトコンテンツです。クラブ/ソフトバンクにも期待。小売はユニクロが路面店を出店したり、これからは高島屋がチャオプラヤ川沿いに、ドンキホーテ1号店もオープンします、果たして勢いは継続するか。
輸出(外需)に依存しているタイ。
原材料を輸入して、加工して、輸出する流れですね。
現状維持では成長出来ません。
成長する為には、新しいビジネスを起こしていく必要があります。
それを意識した人材育成が出来ているかどうか。
それとも、現状の構造に満足して、現状維持を選ぶのか。
日本側は、タイを製造国というパートナーとして付き合っていくのか、進出すべきマーケットと見るのか、について見極めていく必要があります。
もっと理解を深めていきたいですね。