日本の技術が救世主? プラスチックの環境問題
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「私たちは毎日プラスチックを飲んでいる」
3/15の米国タイムズの動画ニュースのフレーズです。
世界的に大きな課題となっているプラスチックによる環境汚染に関して、お話しさせて頂きました。
EUでは、海洋プラスチックなどの環境問題と資源制約を背景に、SDGsを上位目標として、バイオエコノミーを含むサーキュラー・エコノミーの実現を経済成長戦略のひとつとして位置づけ、地球規模での課題に対応しつつイノベーションを実現するための新たな枠組みと制度の検討を進めています。
今年1月に公表した“プラスチック戦略”もバイオエコノミー戦略、社会課題を起点とするルール形成です。
こうしたルール形成は、製品のデザイン・生産・使用・再生利用の大きな方向転換をもたらします。
いくら日本の技術が優れていても、EUが構築するルールに当てはまらなければ普及させることができません。
日本では、こうした世界の動きに対して出遅れている状況ですが、環境汚染問題にアドバンテージを持っている技術があります。関連規制や規格が整備することを待つのではなく、日本の技術が世界の戦略の中で適用されるよう、日本主導でこうした世界のルールを形成し、規制・規格を整備していく必要があります。
経産省は、2014年に”ルール形成戦略室”を立ち上げています。
官民が一緒となり、技術革新とルールメイキング戦略の両面から取り組むことができれば、“日本企業は技術はあるのに世界で勝てない”という現状から脱皮できると思います。http://www.meti.go.jp/policy/external_economy/trade/rules.html
※今回もかなり緊張しましたが、サッシャさん・寺岡さんの素晴らしいサポートにより、どうにか終わることが出来ました。ありがとうございました。今日の7時のニュースでも、この話題がピックアップされていましたね。
海外のスタバ(サンフランシスコ、ニューヨーク)では、ストローが紙製になっているそう。
そして日本人は、1人当たりの廃棄量がアメリカに次いで2位だそうだ。
国としても、何を掲げてどういう方向でいくのか
道筋を考える必要がありますね。プラスチックの環境問題は3つくらい分けて考えた方がいいと思う。
A:何にどれだけ使かわれているか。使われるべきなのか。
B:どれだけリサイクルでき、どれだけ投棄されるか。
C:投棄された時にどれだけ有害か。
例えば海で分解されるような特殊なプラはC。海岸線にゴミ箱を設置するとかはBに対するアプローチ。場所によってどれが有効なのかも変わってくるはず。
個人的には小さなストローを規制しても効果は薄く、むしろペットボトルをどうするかの方が大きいと思う。それは商業的にマイナスになりやすいので進みにくいイメージ。
みんなが水筒を持ち歩くようになったらコカ・コーラとか飲料水メーカーは困るだろうなぁ〜って思う。個人的には容器にジュースを注いでくれるサービスが主流になるのがいいと思う。
またBに関しては中国が廃プラスチックの輸入を禁止した影響は大きく、リサイクルが難しい国は無理せず燃やしてしまった方がいいように思う。
あとリサイクルをする場合は現状では中に飲み物が残っていたり他のゴミと混じっていることがリサイクルを少し大変にしてるみたい。手動で分けていることも多いみたいだから。