GoogleのAIを軍事活用する極秘計画「Project Maven」の関係者による生々しい内部メールが流出
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AIを搭載した兵器による自動攻撃システムを、自律型致死兵器システム(LAWS)と呼び、今各国が凌ぎを削って開発している分野です。
特に進んでいるのは中国で、明確に「軍民融合」により「戦場のシンギュラリティ」を起こすと明言するほどです。
戦争というのはともかく理屈ではなく実戦経験がモノを言う分野で、こと実戦経験という点で、現在アメリカに勝る国はありません。
一見してそう見えないのですが、実は中国の人民解放軍は、久しく実戦経験がなく、いくら武器を近代化したところで、この点ではアメリカには到底及びません。
こうした「戦争慣れしていない国」の究極の解決策がAIなのです。
こうしたアメリカの優位を覆そうとする試みに対し、アメリカはその軍事的優位を維持すべく「第3の相殺戦略」と呼ばれる新兵器体系の開発を行っていますが、その中には当然AIの軍事利用も含まれています。
AIの軍事利用は一歩間違うとターミネーターの世界をリアルに実現しかねない危険性を持っていますが、そもそもAIがビックデータと言う名のある種の経験をフィードバックする仕組みである限り、その究極の利用方法である軍事利用は避けられない運命なのかもしれません。いつも思うんですがこういう記事がリークしてしまう時点でセキュリティ対策大丈夫なんですかね。結局多くのセキュリティ問題はシステムではなく人の問題。
それにしてもGoogleからするとそこでもらえるお金なんていらないでしょうから、そもそも何のために参画を検討していたか、ということと。
社訓にある「Don't be evil」、邪悪になるな」。ビジョン・カルチャーがどんな企業でも簡単に間違えそうになることを分かった上で社訓に入れている、そして瀬戸際で(リークという幸運はあったが)守ることができたGoogleってやっぱすごいな。Googleの社則の「Don't be evil」をどう解釈するか。AIの軍事利用は避けられない時期に来ています。そもそも技術は軍事(とエロ)に関わらざるして、発展することはないのですから。
稲葉さんご指摘のように、この分野を中国に覇権させることを許すか否か。そういう踏絵のように思えます。