大学か企業か、世界で繰り広げられる「最先端のAI研究者」争奪戦
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立命館大学情報理工学部准教授の谷口忠大先生を始め、クロスアポイント(大学に籍を残しながら他の企業や研究所でも働く)という制度が日本でも導入されつつあります。
また、本郷の周りはいまは多くのスタートアップが存在するほか、名のしれた企業も研究所を設立して大学とのコラボを模索している様子が見て取れます。例えば下記は最近PickされたOMRONさんの例。
立命館大学とパナソニックが大学から企業へのクロスアポイントメント制度適用を国内で初めて実施
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/03/jn170331-3/jn170331-3.html
オムロン 東大近くで新事業創出 - NewsPicks
https://newspicks.com/news/2985905/大学から企業への知の流出というのはそのとおりの危惧である。しかし、日本においては、大学と企業の関わりは卒業生という人材の排出や共同研究というレベルに留まり、企業が大学の研究者をスカウトしたいというケースはさほど多くない。せいぜい修士課程修了の学生を大量に採用する(* これはこれで一部で問題になった)ということがあるくらい。むしろ、米国ほど問題になるくらいにならなければいけないと感じる。
ある意味生き物と同じでどう進化して、何が生き残るかわからないところがあるから、多様性を維持するためにも、アカデミアと企業が上手く住み分けながら共存してほしいかな。
大学はある意味社会的なインフラも兼ねているので、こういった懸念が出てくるなら待遇や研究環境の点で資金が潤沢な企業よりも魅力的なオプションを提示できるようになるべきだと思う。