金融庁:FX規制、証拠金倍率10倍への引き下げ見送りへ-関係者
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私が顧客だったころは400倍とかあったのにな。
規制にかかっているレバレッジが高くまでいける=ハイリスク、なのではなくて、証拠金が〇〇分の1でよいということに他ならないのだから、レバレッジぱんぱんまで取引せず、実質的なレバレッジの管理を自分でちゃんとできれば、資金効率がよくなるだけの話だと思います。これが何言ってるかわからない人は確かに10倍にした方がむしろいいと思うけど、わかる人は400倍でも構わないと思うわけです。
その高レバのリスクは、スイスショックの時のようにマーケットからプライスが消えたときのロスカット機能不全や、思わぬ損失が出ないようにする一般的な業者のシステムの信頼性やレートポリシーの問題であり、それはそれで、痛み分けができるようにするとか、損失補填などといわれないよう法律を改めれば、別の解決もあるのではないかしら。今のままだと回収不能なときに業者がとぶリスクはあるけれど、それでもどちらにせよ10倍はやりすぎなのでは。リテラシーによって分けてくれたらいいのにな。今回のFX関連の論点は2点で、個人の投機的行動の抑制、そしてFX取引業者の健全性確保です。
前者に関しては、今回倍率引き下げ見送りということで、西村プロの解説が問題の本質を突いて、非常にわかりやすいと思います。追加して申し上げれば、千倍に及ぶレバレッジが利く海外業者の存在、そして10倍以上に対応する取引者が全体と4分の1程度に過ぎないという点もあろうかと思います。
後者に関しては、仮想通貨事案などもあり、取引業者のストレスチェックや資本規制などは喫緊と判断されたということでしょう。【東京金融市場の国際競争力と規制のバランス】
金融システムのリスクと個人投資家の保護は、
金融商品の分類を超えて繰り返し出てくる論点。
それに対し、貯蓄から投資への動きの推進や、
東京金融市場の国際競争力という視点があり、
両者のバランスをどうとるかで、金融当局のセンス
が問われる。
今回は、一連の仮想通貨騒動の影響もあり、金融庁が
極端な規制に、ぶれるのではないかと懸念の声もあったが、
蓋を開けてみれば、妥当な線に落ち着いた。
レバレッジは、急激に落とすと、市場の流動性を損ない
取り引きの海外流出を招く恐れがある。
また、クラウドファンディングや積み立てNISAで
盛り上がりつつある国内個人の貯蓄から投資への流れに
水を差すシグナルと受け止められる危惧もあった。
バランスのとれた当局の対応は、金融市場育成に向けた
路線の確認と受け止めて良いだろう。
これは歓迎すべきことだ。