米中、ZTEへの制裁緩和で合意 巨額罰金条件、貿易協議前進も
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ZTEへの制裁解除。
米国制裁指定の動きは、総じて政治的なものが多く、ルールも曖昧な点が多い。制裁下で、どのような取引が可能で、禁止されているかを確認するだけでも企業側で膨大な時間とコストをかけており、国際社会における社会的損失は大きい。
その制裁に社会的意義があればそのコストを正当化できるが、それをチェックするシステムもなければ、解除された結果として、当該制裁が正しい判断であったかも確認できないため、関係者のフラストレーションは溜まっていく。
自由経済の象徴であるべき米国が、自国の内政の仕組みと、ドルの決済通貨としての立場を背景として、グローバル経済に対して、協調姿勢なく制裁発動し続けるのは、結果として、米国の国際社会での地位を引き下げる動き。
制裁という強力な武器を正当化するためにも、透明性とガイドラインを明確にして、彼らが必要と思うの制裁発動による、不必要な社会的コスト、損失を低下していく姿勢をそろそろ見せて欲しい。英語報道の原文も下記に。
https://reut.rs/2seTJEI
https://nyti.ms/2scnq9y
下記にZTEのWiFiルーターの分析記事がある。制裁前から使えなくなっていたとのこと。制裁解除となったら使えるようになったりするのだろうか?
https://newspicks.com/news/3052220トランプ政権が自動車関税の引き上げを支持したのは、中国との一連の交渉について「弱腰」との評価が多かったことに大統領が立腹したからだと言われています。制裁解除に反対していた議会は週末からメモリアルデーの休会に入りますから、タイミング的には批判は出難いのかもしれませんが、何ともチグハグな印象です。トランプ大統領の「高い球」をどう落とし所に落ち着けるのか、事務方も大変ですね。