アリババ会長が早大生に訴えた「僕のようなクズは起業するしかない」
コメント
注目のコメント
講演全文はこちら。https://logmi.jp/282714
「人を信頼したい場合には、まず自分がチームのメンバーから信頼を得ることが必要です。つまり人が自分を信じてくれること、それがまず最初です。」
自分が人を信じるのではなくて、人が自分を信じてくれることが先と。前者はすぐ出来ますが(信じることよりも疑うコストの方が高いと考えれば)、後者は一度で出来るものではなく積み重ねが必要。そう考えると納得。ジャック・マーさんはロールモデルとなるべき経営者が少なくなってきた現代の日本で、正しくロールモデルともいうべき人ではないでしょうか。
かつて日本の経営者は、その経営哲学や生き方自体が、アジアの、そして世界の経営者のお手本でした。
今はシリコンバレーの起業家が、それに取って代わっている感もありますが、そのチャレンジスピリットは買うにしても、経営哲学や生き方において、一般庶民の手の届かない憧れにはなっても、手本にはなり辛いと感じます。
起業とか開業の考え方1つとってみても、シリコンバレーの起業のそれより、ジャック・マーのいう方が、世界的に見れば、遥かに一般的で、地に足のついた感覚であると感じます。
戦後の焼け野原になった日本を再興させた偉大な企業経営者というのは、恐らくシリコンバレーの起業家ではなく、ジャック・マーのような人の方が多かっただろうと思うのです。
私のような際たる能力のない人間には、若くしてシリコンバレーに集う異才、天才より、成績不良で一度は大学進学を諦めてトラックの運転手となった後、再度勉学に励み、英語講師から身を起こしたジャック・マーさんの言葉の方が、遥かにすんなり胸に入ってきます。
そうです。
「ビルゲイツは一人かもしれないが、ジャック・マーは大勢いる」のです。この講義、いろいろな場所で何度も見たんですが、やはり印象的なのはIQ、EQ、LQの話。LQという人から愛される力は非常に重要でだという点。
最近よくブラジルで話すのはロナウジーニョやロナウドとネイマールの違い。結局ロナウジーニョやロナウドはなんか愛らしいところがあるんだけど、ネイマールは普段の言動も含めて非常に鼻につく。なので決定的なスーパースターにはなれないんだ、というのが最近の定説です。