フェイスブック、データ不正使用防止策不十分＝ザッカーバーグ氏

［ブリュッセル　２２日　ロイター］ - 米フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者（ＣＥＯ）は２２日、欧州議会指導者との会合で、データ不正使用の防止策が十分でなかったと陳謝し、ある種の規制が「重要で不可避」との認識を示した。

フェイスブックを解体すべきかとの質問に、ザッカーバーグ氏は規制が存在すべきかではなく、どのような規制を設けるべきかが問題と指摘した。

フェイスブックと、メッセンジャーアプリのワッツアップなど関連部門とデータのやり取りがあったかなどについては回答を控えた。

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コメント

注目のコメント

• 増島 雅和

  森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士

  ・2018年05月23日

  ChromeユーザーはたまにはBingを使ってみると、どれだけいま使い慣れている検索がカスタマイズされて便利になっているか、Googleの持っている自身のデータを消してしまうとどれだけ情報アクセスへの効率性が低下するかについて、少し想像できるのではないかと思います（マイクロソフトも優秀なエンジニアがいる会社ですから、アルゴリズムそのもので大負けしているということはないのだろうと思われますので）。
  同様に、FBはいま興味関心のある情報の収集ツールとして便利に機能しているわけですが、facebookに渡している履歴データを削除すると、どれだけ情報収集の効率性が低下するか、ということを想像します。
  トラックされてマーケティング情報や偏向した情報を押し付けられる、というネガティブな側面と、この情報収集の効率性、コミュニケーションの効率性ということは、同じテクノロジーを用いたコインの裏表の話でありまして、どちらか一方だけをよこせというのは、銃を護身用にのみ機能して殺人用には使えないようにせよというのと根本は同じだと思います。
  対策強化は、一定のテクノロジーと体制の導入と、ユーザーへの情報の透明性を高める方向で講じられるのだと思いますが、それをもって根本対策にはならないという批判は、このコインの一面だけよこせという主張に陥る限り、説得的な批判とはならないのだろうと考えます。
• 八田 浩

  株式会社ロケットスター 取締役　共同創業者

  ・2018年05月23日

  ついにGDPRが25日に施行されますね。EUはもちろんUS大手は許諾の取り直しなど概ね終わったように思います。欧州当局に最初に狙われるのはやはりUSのITジャイアントなのか。