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次期戦闘機 F22主体 米ロッキード、日本に打診

日本経済新聞
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  • 静岡県立大学 特任教授

    F-22戦闘機の名前が再び浮上してきたのには理由がある。
    最大のものは、米国が開発を進めている第6世代戦闘機が思い通りに進まないことだ。
    いま一つは、世界の第5世代戦闘機を圧倒するF-22の空戦能力の高さは捨てがたいというものだ。
    もともと、米国としてはF-22によって21世紀前半の段階で圧倒的な航空優勢を確保しつつ、第6世代以降の戦闘機開発を進める構想だった。
    しかし、ロシア、中国などの猛追の前に、さらに能力を向上させた戦闘機による中継ぎを考えざるを得なくなった。
    米国がF-22を当初の750機から大幅に削減し197機で調達を打ち切ったのは連邦議会政府監査院GAOの指摘によるものだが、2009年6月10日に元国務副長官リチャード・アーミテージ氏が私に説明したところでは、次の二つの理由によるものだった。
    一つはF-22のランニングコストが極めて高いこと。F-22は高度なステルス性能を維持するために電波吸収剤を丁寧に塗る必要があるが、一方では超音速巡航能力によって電波吸収剤が溶けるという問題を抱えている。1.7時間の飛行時間ごとに30時間をかけて電波吸収剤を塗り直さなければならない。この作業には1機あたり400万円を要し、いかに米国といえどもその負担には耐えがたいということだった。
    いま一つは技術の陳腐化だ。F-22の基礎的なテクノロジーは1980年代前半のもので、その上に技術革新を重ねてきたのが限界に達しているというのだ。
    そこから浮かび上がる米国の空軍戦略は圧倒的空戦性能を誇るF-22を輸出せず、技術流出を避けながら、その圧倒的航空優勢の下で21世紀なかばには第6世代戦闘機を実戦配備状態にするというものだ。
    そこに加わってきたのがNCWという考え方だ そのプラットホームの代表がFー35戦闘機である。F-35はイージス艦の1.5倍ものコンピューターの情報処理能力を備え、早期警戒衛星から地上の歩兵までをネットワークで結ぶ NCW のプラットホームとして、それを武器に戦うという新しいコンセプトの戦闘機である。
    そこからF-22の圧倒的な空戦性能を持つ機体をベースにF-35のNCW 対応能力を備え、さらに先進的なステルス能力を持つ新しい戦闘機を備える構想が生まれ、それを日本のFX(F−2後継の次期戦闘機)としても共同開発するというのは、自然な流れではないかと思う。


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    ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE, ロンドン大学) 客員研究員

    F-35の導入が決定している上、F-22まで購入することになると、かなりの予算が必要になってくる。もちろんF-22があるに越したことはないが、費用対効果の観点からはやや疑問が残る。それでも航空自衛隊はこの話に大喜びだろうが。


  • 暦オタ・ガジェオタ・ミリオタ・時々謎のPro Picer

    小川先生のコメントをお待ちしてました。

    ということで、基本的に私がコメントすることなど何もないのですが、些細なこととして、まずこの記事のタイトルの「次期主力戦闘機(FX)」というところからして間違いで、FXはもうF35で決定、調達済みです。
    今回はF2支援戦闘機の後継機F3についてのRFI(情報提供依頼書)へのロッキード・マーティン社の回答ということですね。

    さて、今回のロッキード・マーティンのF22ラプターのステルス性能とツインエンジンの超高機動性能に加え、F35のステルス性が高く大きな内部ペイロード、そして最新鋭のアビオニクスとネットワーク性能が融合され、そこに日本の軽量化技術やスキンレーダー技術が加わった最新鋭機、という提案は、それ自体とても夢のあるものには違いありません。

    ただ、こんなキメラの様な夢の仕様が本当に実現可能かどうかは、かなり疑問が残るものがあります。
    いくら既存機があるとはいえ、この仕様では、1から新型機を設計するのと大して変わらず、しかも米軍がこの機体を採用する可能性はほぼない為、日本が単独で費用を負担する必要があります。
    その為開発期間は少なくとも10年以上、開発コストも6兆円を下らないと考えられている様です。
    完成した機体の調達費用は、過去例のない高額なものになることは間違いなく、到底現状の防衛予算で賄えるとは思えませんし、一歩間違うとF35の様に開発費増大の蟻地獄にはまりかねません。

    夢のある話ではありますが、正直、現実解がどうなるかは他社のRFIの回答を見た上で、検討しなければならないことだろうと思いますね。


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