製造業から脱却迫られるトヨタ 世界を席巻し始めたMaaSとは
日経クロストレンド
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製造業から脱却を迫られるのは、どちらかといえばライドシェア・EV・自動運転の文脈ではないかと思います。ライドシェアは組まれ方によっては生産台数が減少し、Finlandをはじめとした欧州(自動車メーカがないところ)では所有自家用車の台数を減らすことがKPIとなっています。見積方にもよりますが、シートベースの利用率が4%程度なので、1/10~1/300くらいまで落としても移動需要自体はまかなえるという試算もあります。EVについても、エンジンとガソリン内燃機関で動いていたものがバッテリーとモータになると高度なあわせ技術や運転性能に差が出にくくなり、特に個別パーツのつなぎあわせで現在の自動車と同等のものがつくれると垂直統合で生産性を向上させていたビジネススキームの優位性が崩れてしまいます。自動運転になると自動車はより公共交通(タクシー)的なものになります。
その中で、トヨタさんとしても早い段階でE-Palleteやライドシェアへの展開はされているので、あとは製造と本新規事業をどのように再構築されるのかとても楽しみです。ものを所有しなくなる時代への対応。エーリッヒ・フロムのTo have or To be?を思い出しますね。一応、To beに回帰するにしても、結構サービスを享受するしお金はかかるしというのは、哲学的にはどういうことなんでしょうねー。